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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第九十話 応えよ、オルファン
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キリーのコクピットの隣にいる。実はゴーショーグンのコクピットは三つに別れ、そこにそれぞれ二人ずつ乗ることが可能なのである。
「来て早々派手な戦いでよ」
「いいのよ、それは」
だがイザベルは平気だった。
「これも覚悟していたから」
「強いね、また」
「それよりもキリー、そっちのお客さんをお願いね」
「お客さん!?」
「誰なんだ、一体」
「僕だよ」
真吾の言葉に応える形でケン太が出て来た。
「お、おいケン太」
「何時の間にゴーショーグンの中に」
「イザベルさんが荷物を入れている間にね」
彼は言った。
「潜り込んだんだ」
真吾のコクピットの隣にやって来る。
「またどうして」
「千代錦の真似ってわけじゃないみたいだな」
「あのオルファンと話がしたいんだ」
「えっ!?」
さしものグッドサンダーチームもそれを聞いて流石に驚いた。
「おいおいケン太」
「話すにしろあれは山とか島みたいなものよ」
「そんなのと話してもな」
「私もお話してみる!」
今度はヒメが叫んだ。
「オルファンさんと。お話してみる」
「ヒメちゃん」
「またどうして」
「とにかくオルファンさんの近くに行くしかないから!」
「しかし」
「僕もそう思います!」
「護!」
凱が声をあげた。見れば護だけではなかった。アカリやクマゾー達もアルビオンのブリッジにいた。
「君達、何時の間に艦橋まで」
冷静なシモンまで声をあげた。
「お願いですシナプス艦長」
アカリはシナプスに懇願する。
「ヒメ姉ちゃんとケン太君をオルファンの側に行かせてあげて下さい!」
「僕からもお願いです!」
ユキオもいた。
「どうか!」
「シナプス大佐」
勇がアルビオンに通信を入れて来た。
「俺も。クマゾー達に賛成です」
「君もか」
「はい。ゲイブリッジ司令の意志がオルファンと同じなら俺達は奴を破壊しなくてはならない」
「うむ」
「けれどそうでないのなら。ヒメやケン太ならオルファンと直接話せるかも知れない。ならば」
「やってみる価値はあるか」
「ああ、だから」
「わかった」
シナプスは勇の言葉に頷いた。
「これより各機、各艦はヒメ=ブレンとゴーショーグンの援護に回れ」
「艦長」
シモンの言葉も反対の言葉ではなかった。
「そして。確かめるのだ」
「はい!」
「オルファンの意志をな」
「わかりました。では」
「有り難うございます、シナプス大佐」
「礼はいい。人類の為だ」
ヒメにこう言う。
「頼むぞ、その為にも」
「はい!」
「行こう、ヒメ」
勇がその横につく。
「そしてオルファンを」
「うん!」
「いいなケン太、イザベル」
「派手なドライブといくわよ」
「シートベルトをしとかないと怪我するぜ」
「ええ、わかって
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