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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第九十話 応えよ、オルファン
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ここで光がヒメ達を包んだ。
「光・・・・・・」
それは只の光ではなかった。何かを語りかけていた。そしてヒメはその声を聞いた。
「そうか、君オルファンだったんだ」
少女はいなくなっていた。だがそれに気付いた。
「優しい光・・・・・・。こんなに優しい光を持つ君が地球に酷い事するはず無いよね」
少女はいなくなっていた。だがヒメにはわかっていた。
「地球ってね、こんな想い出を一杯持ってる生き物たちが、たくさん住んでる星なのよ!」
姿が見えなくなったオルファンに対して語る。そして次にあるものを見た。
「えっ、あれは」
そこに何かがあった。ヒメはそれを見た。
「オルファンが二人・・・・・・戦ってるの?」
ヒメにはそう見えていた。オルファンが二人いたのだ。
「それで地球に落ちてきたの。もう一人のオルファンはどうなったかわからないの?」
答えはない。だがヒメの耳にはそれは聞こえていた。
「ブレンとグランチャーって別々のオルファンの子供だったんだ」
それもわかった。今ヒメはオルファンについてわかったような気がした。
「オルファーーーーン、有り難う!」
そして礼を述べた。
「私達のこと、嫌いじゃないんだね!ならさ、私のお話だって聞いてよ!」
さらに語り掛けた。
「寂しがり屋さんというの、恥ずかしいことじゃないんだよ!」
そこでまた光に包まれた。ヒメはその中に消えていく。そしてオルファンと別れたのであった。
ふと目が覚める。そこには皆がいた。
「・・・・・・ここは!?」
「ヒメ姉ちゃん!」
まずはアカリがいた。
「勇!比瑪姉ちゃんが目を覚ましたよ!」
そしてユキオが。勇に声をかけていた。
ヒメは自分の部屋のベッドの中にいた。そして周りを仲間達が囲んでいたのだ。
「気がついたか、ヒメ!」
「勇・・・・・・」
「ヒメ、貴女は気を失ってブレンに艦まで運ばれたのよ」
「そうだったんだ」
命の言葉にまだぼんやりとした頭で応える。だがそこでふと気付いた。
「そうだ!」
「どうしたの!?」
「オルファンは!?」
彼女は問うた。
「オルファンは、ミサイルはどうなったの!?」
「落ち着け、ヒメ」
勇がそんな彼女に対して言う。
「ミサイルはチャクラトライアングルのシールドで停止したよ」
「停止って!?」
「文字通り止まったんです。ミサイルは水力を失って不発のまま地上に落ちました」
「落ちたんだ」
OVAの言葉を聞いて呟く。
「大スペクタクル映像だったわよ。あとでイザベルさんの撮ったビデオを見せてもらうといいわ」
命も言う。
「その映像のおかげで俺達はオルファンを守った側の扱い、悪いのは全てドクーガになったよ」
「最もあの場は後退せざるを得なかったがな」
凱と勇が言った。
「結局、今回の作戦は骨折
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