暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第九十話 応えよ、オルファン
[12/21]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

動きも合わさった。そして二人同時に攻撃を放つ。
「チャクラ=エクステンション!」
「シューーーーーーーーーーートォーーーーーーーーッ!」
二人は光をジョナサンとクィンシィに放った。その光は二人とてかわせるものではなかった。
「クッ!」
「チッ!」
一撃で戦闘不能に陥った。クィンシィはそれを認めるしかなかった。
「ロンド=ベル、ここまでの力を持っているとは・・・・・・!」
彼女は下がった。だがジョナサンはまだ下がろうとはしない。
「まだまだ!」
彼はまだ戦場に立とうとする。
「バロンズゥの前で無様な戦いを見せるわけにはいかないんだよ!」
「まだやるつもりか!」
「当然だ!」
彼は勇を見据えていた。
「貴様を倒してやるよ!」
「いや、駄目だ」
だがそんな彼に通信が入った。
「バロンズゥ」
「ここは下がれ、ジョナサン」
「しかしそれは」
「今は御前の命をかける時ではないのだ。それとも私の声が聞こえないのか?」
「・・・・・・わかった」
バロンズゥに言われては仕方がなかった。
「ここは撤退する」
「うむ」
こうしてジョナサンは撤退した。こうして勇とヒメの前には敵はいなくなった。
「行こう、勇」
「ああ」
勇は頷く。だが何か釈然としないものを感じてもいた。
「あのバロンズゥ」
「どうしたの?」
「以前にも。知っている人と似ていないか?」
「似ているって誰に?」
「ヒメも感じないのか」
「うん」
「しかし誰かに似ているんだ。その誰かまではわからないが」
「似ているんだね」
「ああ。誰かまではわからないが」
彼は何かを感じていた。そしてそれに釈然としないままオルファンに向かうのであった。
ロンド=ベルの前に道は開けたように見えた。そのまま勢いに乗る。
「今だ!」
シナプスも指示を下す。
「進路を作れ!ブレンとゴーショーグンをオルファンに辿り着かせよ!」
そしてそれは成功するかの様に見えた。だがそれは容易にはいかなかった。
「レーダーに反応!」
マクロスの艦橋でシャニーが報告する。
「新たな敵です!」
「遂に来ましたね」
「ああ」
グローバルは未沙の言葉に頷いた。
「やはり。そう上手くはいかないか」
戦場にドクーガの二隻の戦艦がその巨体を現わしたのであった。
「ええい、ブンドルめ!」
ケルナグールは戦場に着くなり感情を爆発させていた。
「何がオルファンを攻撃すればロンド=ベルがやって来るだ!既に戦いの真っ最中ではないか!」
「まあそう怒るなケルナグールよ」
カットナルが激昂する彼を嗜める。見ればブンドルは戦場にはいない。
「まとめて相手をすればいいだけではないか」
「それもそうか」
「そうだ。戦いに乗じてオルファンを奪取してもよいしな。そうすれば」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ