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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十九話 異邦人達の挽歌
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はい」
ミュージィはショットのその言葉に頷いた。
「私達は。一緒だ」
「最後も」
「そうだ。一緒に行くぞ」
「わかりました、ショット様」
「ミュージィ・・・・・・」
これが最後の言葉であった。スプリガンもブブリィも爆発した。そして二人は炎の中に消えたのであった。
「ショットもこれで最後ね」
「ああ」
ショウはチャムの言葉に頷いた。
「これで。あの男も終わった」
「ショウ、油断するな!」
「!?」
不意に勇の言葉が通信に入って来た。
「どうしたんだ、勇」
「そっちに来るぞ!」
「来る!?何が」
「ショウ、黒騎士です」
シーラの通信も入って来た。
「黒騎士がそちらに向かっています」
「奴が・・・・・・」
「ショウ=ザマ、そこかっ!」
オーラキャノンの砲弾が襲い掛かる。だがそれは何とかかわした。
「この攻撃、やはり!」
「そうだ、私だ!」
ガラバがビルバインの前に姿を現わした。
「ここで。決着をつける」
「やはり。御前は自身の憎しみをコントロール出来ないのか」
ショウにもそれがわかった。憎悪のオーラが彼のガラバを包んでいるのがはっきりと見えた。
「私には。もうそんなことはどうでもいい」
黒騎士は憎悪に燃える目でショウを見据えていた。
「貴様さえ倒すことが出来れば!参る!」
「ならば俺も!」
二人は同時に動いた。
「御前の悪しきオーラ、切り払ってやる!」
「そうはさせん!」
ショウは続いて戦いに入った。ショットもミュージィも倒れても彼の戦いはまだ続いていた。
そしてリムルも戦っていた。ゴラオンの援護を受けながらゲア=ガリングに攻撃を仕掛けている。
「何をしているのですか!」
リムルのビアレスは巧みに攻撃をかわす。それを見てルーザは苛立っていた。
「オーラバトラー、小娘一人。倒せないというのですか」
「この顔は・・・・・・」
最早ビショットは蚊帳の外であった。彼は離れた場所からルーザを見ていた。
「悪鬼の顔だ」
そしてこう呟いた。だがその声はルーザの耳には入らない。
「私は・・・・・・この様な女を抱いていたのか」
「こうなれば私の手で!」
またオーラキャノンの射撃を自ら行う。
「始末してくれましょう!死ぬがいい!」
「ハァッ!」
だがリムルはその砲弾を切り払った。見ればその全身が緑色に輝いている。
「これで・・・・・・!」
それはオーラトマホークにも宿っていた。それを投げる。
斧は緑の光を放ちながら唸りをあげて飛ぶ。そしてゲア=ガリングを貫いた。
「ヌウッ!」
「陛下、エンジンを完全に破壊されました!」
ビショットに家臣から報告が入る。
「エンジンをだと」
「はい、最早この艦は」
「そんな筈がない、ゲア=ガリングが、我がクの国の艦がそんな簡単に」

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