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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十九話 異邦人達の挽歌
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まあ最後まで見届けようぜ」
「ああ」
彼等はズワースに乗っていた。ドレイク軍の切り札とも言える強力なオーラバトラーである。その黒い姿が夜の空に浮かんでいた。
「敵軍の布陣が終わっています」
「思ったより早いな」
グローバルはシャニーの報告を聞いて呟いた。
「だがそれは我々も同じ」
「はい」
「ここまで来たならば多くは言わない。全軍攻撃だ」
「わかりました」
戦いはすぐにはじまった。両軍それぞれ動き激突した。忽ちのうちに乱戦に突入していた。
空と陸から攻撃を仕掛けるロンド=ベルに対してドレイク軍は空でその機動力を生かして巧みに戦おうとする。だがロンド=ベルの火力は圧倒的であった。
「そう簡単にやらせるかよ!」
ビーチャの百式のメガランチャーが火を噴く。そして敵軍に大きな穴を開ける。
「そこだあっ!」
「一気に仕掛けろ!」
そこに他のガンダムチームの面々が攻勢を仕掛ける。総崩れになろうとする。だがそこに赤い三騎士がやって来た。そしてロンド=ベルの攻勢を食い止めんとする。
「ここはあたし達が!」
「やる!他へ行け!」
キーンとガラリアが入った。そして赤い三騎士の相手に回った。
赤い三騎士の動きを止めてもまだドレイク軍には駒があった。アレンとフェイが果敢に突っ込む。
「遅れるなよフェイ!」
「ああ!」
二人はそのまま突っ込む。だがその前に二機のダンバインが姿を現わした。
「アレンか!」
「ほう、坊やのおでましか」
アレンはそのうちの一機がトッドのものであるのを見て不敵に笑った。
「俺はもう坊やじゃない」
トッドはそんなアレンを見据えて言う。
「軍に入った時からあんたを越えることを考えていた!そして今越えてやる!」
「感謝するぜ、俺を目標にしてくれたことはな」
まずはそれに礼を返した。
「だがな」
しかしすぐに元のシニカルな笑みになった。
「はいそうですかとやられるつもりはない。覚悟はいいな」
「こっちだってな!」
トッドも剣を抜いた。
「もう四の五の細かいことはなしだ!勝ってやる!」
「では俺は退けてやろう!」
「来い!」
二人はぶつかり合ったその横ではマーベルのダンバインがフェイのズワースと対峙していた。
「お互い恨みはないけれどね」
「これが戦争ってやつだからな」
「ええ、行くわ」
「来な。それで終わりにしようぜ」
二人も剣を抜く。そして派手に斬り合う。空中で激しい剣舞が展開されていた。
戦場はそのものが乱舞の場となっているようであった。そしてその中でグランガランとゴラオンも前線で激しい砲火を放ち、敵の攻撃の中にあった。
「リムル=ルフトはどうしていますか?」
その中でエレはエイブに問うた。
「ゲア=ガリングに向かっています」
「ゲア=ガリングに」
「はい、全て
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