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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十八話 ダブリンに日は暮れて
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てトッドもエースだし」
「いいねえ、その言葉」
エースという言葉に反応を示した。
「パイロット候補生だった俺が。エースだなんてな」
「嬉しいのね」
「当然だろ、エースってのは目標だからな」
「けれどそれで終わりじゃないよね」
「ああ」
顔が真剣なものになった。
「エースになってもまだ先があるからな」
「どうやって先に行くの?」
「かってはこいつのことばかり考えていたけれどな」
そう言ってショウを親指で指差した。
「けど今はな。違うな」
「聖戦士としての責任か?」
「それはねえな、悪いが」
「そっちは相変わらずか」
ニーはそれを聞いて困った顔をした。
「まあ人それぞれだが」
「悪いな。それよりも俺はまだ越えなくちゃいけないものがあってな」
「それは何だ?」
「まあ個人的なつまらねえしがらみさ。すぐにわかるさ」
「そうか」
「どっちにしろそろそろドレイクとも終わりね」
「ああ」
皆マーベルの言葉に頷いた。
「夕方に戦いがはじまりそうね」
「ヘッ、日暮れの中の決戦かい」
トッドはそれを聞いて面白そうに言った。
「流石ドレイクの旦那だ。中々演出も凝ってるぜ」
「トッドはそこまで気が回らないものね」
「うるせえチャム、おめえだってそれは同じだろうが」
「い〜〜だ、あたしは今度素敵なお婿さんにやってもらうからいいんだもんね」
「っておめえ結婚するのかよ」
「何時かね」
「まっ、似た声の奴と重ならねえようにな」
「だからトッド、それは言うな」
「悪い悪い」
彼等も格納庫へ向かった。そして戦いに備える。日は大きく落ちようとしていた。
ロンド=ベルはダブリンの南に到着した。既に北にはドレイク軍が布陣している。
「来たか」
ウィル=ウィプスもいた。そしてドレイクも。
「ビショット殿とショットはどうしているか」
「もうすぐ戦場に到着されるとのことです」
「そうか。今回は遅れぬだろうな」
「それは御二方もよくわかっておられるかと」
「左様か。ならばよい」
ドレイクはそれを聞いて頷いた。
「ではまずはアレン=ブレディとフェイ=チェンカに伝えよ」
「はっ」
「先陣は任せたと。そして黒騎士だが」
「どうされますか?」
「今は留まるように言え。時が来れば動いてもらう」
「わかりました」
「ではここで雌雄を決する」
重々しい声で言った。
「正念場と心得よ。よいな」
「はっ」
まずはドレイク軍が動いた。これまでにない数のオーラバトラーが南下する。これに対してロンド=ベルは陸と空に分かれて陣を敷いていた。
「連携は上手くやれよ」
バニングが前線の指揮にあたっていた。
「敵はすばしっこいからな」
「それにかなりの数ですしね」
「それだけ本気だということだ」
バニングはキー
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