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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十八話 ダブリンに日は暮れて
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もらう」
「わかりました」
「そなた等も備えておけ。よいな」
「はっ」
そこまで言って彼は一先自室に戻った。そして椅子に深々と座りながら一人呟いていた。
「全ての元凶はルーザだったというのか」
ビショットやショット達はまだ許せた。その野心も知っていたからだ。そのうえで利用していたのであるからこれは当然と
言えば当然のことであった。
「この戦乱の。全てのもとは」
彼女の野心で、そして邪なオーラであったのだ。ドレイクも今それに気付いた。
「許せぬ」
彼は呟いた。
「いずれボッブ=レスの最下層、ノムに叩き落しその悪鬼共の餌にしてくれる」
裏切られた夫の念であろうか。それとも利用されていたことに対する怒りか。どちらにしろ普段は感情を露わにしない彼の何時にない激しい怒りであった。そしてそれは戦場に向けられようとしていたのであった。夜になろうとしていた。そして戦いは最後の局面を迎えようとしていたのであった。

第八十八話完

2006・4・24
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