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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十七話 アシカ作戦
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どな」
ジェリドがそれに応える。
「しかしライラを撃墜するとは。やってくれる」
「相手が相手だ。無理もないか」
「あの小娘二人、許せないな」
「ジェリド、一人で行くのか」
「ああ、このジ=オならいける」
「やめておけ。今はそれどころじゃない」
「何!?」
「御前の方にF91が来ている。ここは俺達とマウアーに任せろ」
「チッ、相変わらず動きの早い奴等だ」
「敵も必死ということだ。これもお互い様だがな」
「それじゃあそっちは任せるぜ」
「うむ」
「戦死だけはするんじゃねえぞ」
「わかってるさ。そっちもな」
「ああ」
ライラの乗るバウンドドッグの撃墜を合図とするかの様にティターンズは劣勢になろうとしていた。それが証拠それぞれのエースパイロット達が持ち場から動けなくなってきていた。そしてロンド=ベルの攻撃はさらに激しくなってきたのであった。
「いいけえええーーーーーー!ハイメガキャノン!」
「ウオッ!」
カクリコンの部隊をダブルゼータのハイメガキャノンが襲う。カクリコンはそれをかろうじてかわしたがダメージは免れ
なかった。
他の機体に至っては全滅であった。ダブルゼータの恐るべき攻撃であった。
「クッ、ここの戦線の維持も最早不可能か」
「カクリコン、一時撤退しろ」
そこにクロノクルの通信が入った」
「撤退か」
「私の部隊も下がる。そこで合流しろ」
「だがここで退けば」
「既にジャマイカン少佐はシャトルに向かおうとしている。ここで踏ん張っても意味はない」
「もう撤退を進めているのか」
「少佐はな」
「・・・・・・そうか、わかった」
口の中の苦いものを隠してそれに頷いた。
「そちらに合流する。それでいいな」
「うむ」
「マウアーの部隊もそちらに向かうことになるだろう。そこで踏み止まるとしよう」
「そうだな。今はな」
「しかし」
「どうした?」
「・・・・・・いや、何でもない」
言おうとしたが止めた。
「俺たちは戦うだけだからな」
「ああ」
クロノクルもそれ以上聞こうとはしなかった。こうしてカクリコンとマウアーの部隊は下がりクロノクルの部隊と合流し、そこで戦線を築くのであった。
ライラ、そして彼等の部隊の壊滅はティターンズにとってはかなり大きいものであった。そして指揮を執る筈のジャマイカンは既に戦場からは去っていた。
「それぞれの部隊に伝えよ!」
彼はダブリンに置かれているシャトルに乗り込みながら喚いていた。
「各自きりのいいところで撤収しろとな!よいな!」
最後にこう言ってシャトルに乗り込んだ。そして逃走したのであった。
「チッ、やっぱり最初に逃げ出しやがったな」
ヤザンはそれを聞いて舌打ちした。
「あいつらしいと言えばらしいがな」
「ヤザン大尉、どうされますか」

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