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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十五話 赤い髪の女
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たしが勝つということだあ!」
「完全にいかれやがったか」
「駄目だ、ああなっちまったらもう」
アレンもフェイも言葉がなかった。
「破滅しかないか」
「ジェリル、御前は」
二人も何も言えなかった。ただ見ているだけしか。ジェリルは最早その人格すら崩壊していた。
「さあ、死ぬんだよ!」
そして叫ぶ。
「どいつもこいつも!くたばりな!」
その巨大なオーラソードを遮二無二振り回す。皆それから逃げ惑うばかりであった。
「な、何て剣圧だ!」
「こんなのどうやって倒せばいいんだよ!」
「皆諦めるんじゃないよ!」
赤い髪の獅子が叫んだ。
「ルネ!」
「この程度の相手!あんた達は今まで何度も相手にしてきた筈だよ!」
彼女はロンド=ベルの者達に対して言った。
「そのあんた達が怖気付いてどうするんだよ!こんなところで!」
「くっ・・・・・・」
「下がっちゃ駄目だ!ここは行くんだよ!」
「行くのか」
「そうだ!足りない分は勇気で補う!」
凱も叫んだ。
「そして勝つ!最後は勇気ある者が勝つんだ!」
「そうか、そうだよな」
まずは甲児がそれに頷いた。
「こんなところでちんたらやってられっか!あの化け物も倒してやろうぜ!」
「よし!じゃあ皆行くぞ!」
「おう!」
ロンド=ベルは再び奮い立った。そしてジェリルに向かう。その先頭にはルネと凱がいた。彼等は一直線に突っ込む。
「ルネ、無茶をするなよ」
凱は横を疾走するルネに対して言った。
「俺はガオガイガーにいるが御前は」
「甘く見るんじゃないよ」
だがルネはそんな彼に対してこう言い返した。
「あたしもイークイップしているんだ。この程度なら」
「やれるんだな」
「やれるんじゃないだよ、GGGは」
ルネは凱にまた言った。
「やるんじゃなかったのかい、勇気で」
「そうだな」
凱もそれに頷いた。
「じゃあ見せてやる、ガオガイガーの勇気を!」
「ああ、見せてもらうよ!」
「うおおおおおおおおおおおおおっ!」
ガオガイガーはすぐに攻撃に入った。
「ブロオオオォォォォォクン、マグナムッ!」
拳を放った。それは一直線にジェリルのハイパーレプラカーンに向かった。
「ハッ!そんな攻撃!」
ジェリルはものの数ではないと言おうとした。だがそれは彼女の予想よりも鋭い攻撃であった。
螺旋を描きながら一直線に突き進む。そしてレプラカーンに突き刺さった。
「何だって!?」
「言った筈だ!最後に勝つのは勇気だと!」
凱は言う。
「力だけでは勝てはしない!それを今見せてやる!」
「ふざけるんじゃないよ!力のある方が勝つんだよ!」
ジェリルはそれに反論して叫んだ。
「勇気なんざ何の価値もないんだよ!」
「勇気は力だ!」
だが凱はなおも言う。
「その勇気を認められ
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