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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十四話 海峡の戦い
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「そりゃあね。凄い人だったし」
「凄い人だったの」
「そうよ。自分でマシンを設計して開発するんだから」
「何かシロッコみたいね」
「才能で言えばそうかしら。何かその名前聞いたらあまりいい気分にならないけれど」
そう言って苦笑いを浮かべる。
「貴女シロッコは嫌いみたいね」
「嫌いっていうかいつも彼の側にいる女の子を見ているとね」
「何かあるの?」
「服のセンスもあれだししかも声が」
「似てるってことね」
「ハルカとエマ中尉みたいな感じでね」
「というよりはリィナちゃんじゃないですか?」
「ううん、確かに私の声って二人とそっくりなのよね」
目を閉じて困った顔で笑う。
「何でかしら」
「そらああ他人の空似ってやつらないんれすか」
酔い潰れていたマヤが言う。
「わらひとイズミはんとスレイちゃんらってそうれすし」
「またえらく酔ってるわね、彼女」
「情ないわね、マヤちゃんも」
それを見てミサトが困った顔で言う。
「この程度で潰れるなんて」
「葛城三佐は平気なんですか?」
「この位だったらね。いつもビール飲んでるし」
「そうなんですか」
「マヤちゃんはそうじゃないみたいだけれど。後でお酒抜いておかなくちゃ」
「それだったらサウナがいいですよ」
「・・・・・・死ぬわよ、それ」
エクセレンの突っ込みに顔と髪を崩す。
「下手したら」
「そうなんですか!?」
「そうなんですか、じゃなくて本当に危ないから」
「実は結構お世話になってるんですよ。私酒癖悪いから」
「だから止めなさいってそれ」
「平気平気。大丈夫ですって」
だがエクセレンは聞こうとしない。相変わらずお気楽であった。
「それでそのミッテ博士ですけれど」
「ええ」
一同アクアの言葉に顔を向けた。
「士官学校で私の教官でもあったんです。色々と教えてもらいました」
「そうだったの」
「私の恩師だったんです。けれど私が卒業したら姿を消されて」
「無事だったらいいけれどね」
「はい」
ミサトの言葉に顔を暗くさせる。
「こんな時代ですから。お元気であることを祈るばかりです」
「それじゃあミッテ博士の無事を祈って乾杯しましょう」
「えっ、まだ飲むんですか!?」
ハルカの言葉に思わず驚きの声をあげる。
「何言ってるのよ、まだまだあるわよ」
「そうそう、お酒はあるだけ飲まないと」
ミサトも入って来た。
「女が廃るわよ」
そしてエクセレンも。こうして二十代組はとことんまで飲むのであった。
彼女達が飲み明かしている頃ロンド=ベルはトルコに入っていた。
「ここからバルカン半島に入るんだな」
「ああ、その予定らしいな」
ショウがヒューゴにこう返した。
「それがどうかしたのか?」
「いや、別に何もないが」
だが彼はそこに
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