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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十四話 海峡の戦い
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ス=ロクスは構えをとった。
「この機体の性能、御覧なさい」
「来るぞ、アクア!」
ヒューゴが叫んだ。
「えっ!?」
サーベラスは反応が遅れた。咄嗟にガルムレイドがその前に出る。
そこにビームが襲い掛かる。だがガルムレイドはそれを受け止めていた。
「オオオオッ!」
「クッ、受け止めたか!」
「この程度なら!」
ヒューゴはアルベロにこう返す。
「何ということはない!」
「ヒューゴ、何言ってるのよ!」
アクアが血相を変えて叫んだ。
「直撃じゃない!それで何てこともないわけないでしょ!」
「こんなことは俺にとっては日常茶飯事だ!」
だが彼はそれでも退こうとしない。
「この程度で!やられるか!」
「何言ってるのよ!ガルムレイドのダメージを見たら!」
「五月蝿い!これは戦争だ!」
「えっ・・・・・・」
アクアはヒューゴにも言われ思わず戸惑ってしまった。
「生きるか死ぬかだ!それで怪我がどうとか言ってられるか!」
「その通りだ」
キョウスケはヒューゴのその言葉に頷いた。
「これは戦争だ。アクア、よく覚えておけ」
「けれど」
「死ぬのは誰だって怖いけれどね。怪我位は誰だってするのよ」
「中尉・・・・・・」
「それでもやらなくちゃいけない時がある。勝つ為にな」
キョウスケとエクセレンも前に出て来た。
「悠長なことは言っていられない。エクセレン、俺達も入るぞ!」
「そうね、放っておいたら大変なことになるからねえ!」
「フン、四人掛かりか」
アルベロはキョウスケとエクセレンも入って来たのを見てこう呟いた。
「ならば相手にとって不足はない」
「いえ、ちょっと待って」
だがここでエルデからストップがかかった。
「どうした?」
「機体の出力が少しおかしいわ。ここは下がって」
「何、今稼動したばかりだぞ」
「はじめての稼動だから。何かと不備が生じたのだと思うわ」
「そうなのか」
アルベロは不満そうだがそれに従うことにした。
「では撤収だな、ここは」
「ええ。また機会があるから」
「わかった」
それを聞いて彼は機体を撤退させた。突如の撤退にアクア達はいささか面食らってしまっていた。
「あちらの機体で何か不都合が出て来たみたいね」
エクセレンはそう読んでいた。
「ラッキーだったかしら」
「あながちそうとも言えないだろう。ヒューゴ、大丈夫か」
「ああ、とりあえず俺自身にダメージはない」
ヒューゴはキョウスケにこう返した。
「だがガルムレイドが少しな」
「そうだな、これ以上の戦闘は無理だろうな」
キョウスケから見てもそれはわかった。
「ここは一時撤退だ、いいな」
「ああ」
「戦艦はどうするんですか?」
「何ならアクア一人でやる?」
エクセレンが悪戯っぽく笑って尋ねてきた。

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