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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十四話 海峡の戦い
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ったね、坊や」
「ファラさん、また貴女は」
「殺してやるよ、覚悟しな」
ファラはウッソに濡れた声で言った。
「その首、刈り取って化粧をして側においてあげるからね」
「まずいな、完全にいっちまってやがるぜ」
それを見たオデロがウッソに囁く。
「ウッソ、そろそろ残るのモビルスーツも出て来た」
「うん」
「連中は俺とジョドーさん達に任せろ。御前はファラさんをやれ」
「わかったよ、それじゃ任せるよ」
「貴女もね。油断したら死ぬわよ」
「はい」
マーベットの言葉に頷く。そしてザンネックに向かった。
「来たね、首を刈られに」
ファラはそれを見てまた笑った。
「いいねえ、子供の首は」
「貴女は何処まで・・・・・・!」
だがそれはファラの耳には入らなかった。彼女はその狂気を含んだ目でウッソを見据えているだけであった。そしてまたビームを放つ。戦艦の前でも戦いは続いていた。
「戦艦にまでは辿り着けそうにないな」
ブライトはジュドーやウッソ達が戦艦の前で戦闘に入ったのを見て呟いた。
「ティターンズも頑張りますね」
「彼等だけではない。あの赤いオーラバトラーもだ」
トーレスの言葉に応えて言う。
「レプラカーンといったな」
「はい」
「あれに乗るパイロット。かなりの腕だ」
そこにいるのはジェリルであった。
「あのショウと互角に渡り合うとはな。本来なら戦艦にはショウを向かわせたかったが」
「完全に足止めされていますね。どうしますか」
「ヒューゴとアクアを向かわせよう」
彼は判断を下した。
「今彼等は目の前の敵を倒したところだな」
「はい」
「キョウスケとエクセレンをサポートに回せ。それで一気に戦艦を沈めさせろ。いいな」
「わかりました」
こうしてヒューゴ達が戦艦に向かった。彼等は命令に従い一直線にアドラステアに向かう。
「アクア、遅れるなよ!」
「遅れるわけないでしょ!」
アクアはヒューゴにこう返した。
「私だって。全速出してるんだから」
二機のマシンはそのまま突っ込む。ブライトの指示通り一気に沈める気であった。
「どっちがあの戦艦沈めるか勝負よ」
「生憎俺にそんなつもりはない」
だがヒューゴの態度は素っ気ないものであった。
「あの戦艦が沈めばそれでいいからな」
「何よ、つれないわね」
「任務は任務。それだけだ」
「いいわ、じゃあ私が沈めるんだから」
アクアはむっとしてこう言った。それを聞いたエクセレンがポツリと呟く。
「何かこう子供みたいな感じね、本当に」
キョウスケとエクセレンを入れて四人はそのまま戦艦に突っ込む。だがそこに突如として黒い影が舞い降りた。
「ムッ!?」
ヒューゴがその攻撃を受けた。そして戦艦の前で立ち止まる。
「これは一体!?」
「まだマシンが残っていたのか
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