第八十三話 最悪の鎧武者
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た。
「それにネオ=ジオンは何かと物騒だったからな。それにも嫌気が指していたんだ」
「物騒?」
「そうさ、お家騒動ってやつだ」
「あれは片付いたんじゃなかったのか?」
アムロがそれを聞いて問う。
「ギレン=ザビは暗殺され、暗殺したキシリア=ザビも事故死して」
「それでザビ家は幼いミネバ=ザビを残して皆いなくなった筈ですよね」
シローも言った。
「それでお家騒動が起こるとも思えないが」
「ミネバ=ザビだけだったらな」
だがギュネイはここでこう言った。
「それは一体」
「ザビ家の人間がどうやら他にもいるらしいんだよ」
「他にも!?」
「まさか」
「そのまさかさ。俺はバルマー戦役の集結直前にその話を耳に挟んだんだ。今そいつを中心に何か考えてるらしいぜ」
「ザビ家の内紛か」
クワトロはそれを聞いて呟いた。
「あの家は。あくまでも呪縛から逃れられないのか」
「あんたが言うと説得力があるな」
ギュネイはここでクワトロに対してこう言った。
「・・・・・・・・・」
「まあいいさ。そうしたややこしい事情もあるんでな。こっちに移ることにしたんだ」
「じゃあザビ家には未練はないんだな?」
「そんなの前から殆どなかったがな。まあこれから宜しくな」
「ああ」
「君はヤクトドーガだったな」
「さっきも言った通りな」
クワトロの問いに答える。
「そして俺が量産型F91だ」
ハリソンも言った。
「ただしカラーリングは青だけれどな」
「青いガンダム」
「まさか白じゃなきゃ駄目ってわけじゃねえだろ?」
シーブックに対して言う。
「今じゃいろんな色のガンダムがいるんだからよ」
「まあそうですけど」
だがシーブックは今一つ腑に落ちないようであった。
「何か独創的だな、って思いまして」
「まあ中にはもっと凄いガンダムもいるしいいんじゃないかしら」
セシリーが言った。
「未来じゃお髭を生やしたガンダムもあったし」
「あれはまた驚いたな」
「まだ出て来るかも知れないわよ。青いガンダム位いいと思うわ」
「それもそうか」
セシリーに言われると何故か素直になるシーブックであった。
「そしてロザミィは」
カミーユは尋ねた。
「ギャプランじゃないよな」
「ううん、違うよ」
彼女は無邪気な声で答えた。
「ロザミィが今乗ってるのはちょっと変わったのだよ」
「変わったの?」
「それは一体」
「ゲーマルクだよ」
「ゲーマルク」
「また大層なのに乗ってきたな」
それを聞いてジュドーも声をあげた。
「ネオ=ジオンからのね、戦利品なんだ。あと量産型ニューガンダムもあるよ」
「量産型か」
「カツ、どうかしら」
ここでエマがカツに声をかけてきた。
「僕ですか?」
「ええ。スーパーガンダムなら一人でも乗れる
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