『鬼神と司馬懿』
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『それって、噂程度の話じゃなかったっけ?』
『鬼神は不良高を30分で制圧したって話だぜ』
『司馬懿を戦争に出せば必ずと言って良い程勝てるって噂も…』
『ああ。その二人は、あの霧島翔子さえ越えるって言われているらしいしな』
ちらほらと、その噂が聞こえてくる
「その噂が現実なんだよ――深羅、司馬飛鳥、コッチに来てくれるか?」
「了解…あ、やっぱめんd」
「分かった。行こうか」
拒否しようとしたが、制服の襟を捕まれ連れて行かれる
「深羅、飛鳥、二度手間だが自身の詳細を言ってくれるか?」
「…ま、いいか」
「だね。後に言うことになるかもしれなかったからね」
そして、教室中が静寂とした空気に包まれる
「んじゃ俺から――えっと、本名は東條深羅。そして厨二的なあだ名は『天災鬼神』ちなみに噂はホントらしい
振り分け試験の時、開始数分で全問解き終わったーーが、諸事情により試験官を殴り、そこの馬鹿同様『観察処分者』
ま、明久より使えると思うから、色々ヨロ」
俺的に簡潔には説明は終了した。他の奴らはポカーンとしているが、無視
「じゃ、次は私だね。あだ名は『司馬懿の再来』このあだ名を知ってる人は多い筈だよね? 深羅同様に数分で終了したけど、ちょっとした出来事で途中退席で0点でFクラスに居ます。
ちなみに、深羅とは幼馴染みだからね〜」
『『『裏切り者に死を!』』』
飛鳥が俺と幼馴染みの事を言った途端、クラスの大半がスタンガンや鎌、カッターナイフを持ち、襲いかかって来た…え?
まぁ、取り合えず――
鉄拳制裁中……暫くお待ち下さい
「――ふむ、高さが足りんな」
死体は山となり、その上に俺は座っていた
「因みに深羅と司馬は今回の戦争では使用はしない」
「え? 深羅と飛鳥さんを出した方が楽に勝てるんじゃないの?」
「そうだが、初っ端から出したら存在がバレる」
「それに、途中退席だから0点だしな」
しかし、初戦は休みか…やったね、タエちゃん。休みがもらえたよ!
「俺達の力の証明として、まずはDクラスを征服したい。皆、この境遇は大いに不満だろう!?」
『当然だ!』
「ならば全員筆を執れ! 出陣の準備だ!」
『おおっ!!』
「俺たちに必要なのは卓袱台ではない! Aクラスのシステムデスクだ!」
『うおおーーっ!!」
「お、おー」
周りのテンションに押され気味であったが、小さく腕を上げた姫路の姿があった
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