第六話 ゴールデンウィークその五
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わ」
「組む以前の問題っていうのね」
「ええ、本当にね」
その彼のことを思い出して顰めさせた顔での言葉だった。
「会いたくもないわ」
「そうした人がいる部活もね」
「いたくないわ」
そのクラスメイトは当然ながら部活でも徹底低に嫌われていた。出席簿を勝手に書き換える様なこともしたからだ。
「蛇や蠍と一緒にいる様なものよ」
「蛇蝎ね」
「ええ、そのままよ」
とにかくその域まで嫌われていたのだ。
「本当に一年だけで済んで」
「ああ、その子ね」
彼のことは母も知っていた。琴乃が家でいつも嫌いだと言っていたからだ。
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