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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第十八話 隣りにいる人 ★
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らないのだから。
どういうわけか今までは追えなかった士郎の魔力を今は追えるらしくレイジングハートの道案内のもと士郎の家に向かう。
なのは自身、士郎の家は大まかな位置しか知らなかったみたいだから、魔力が追えるのは幸いだった。
そして、角を曲がろうとした時
「「え?」」
道の角で鉢合わせになったのはフェイトとその使い魔のアルフ。
フェイトの手にはバルディッシュが待機状態で握られている。
まずい。
こんなところで戦いになると……と思ったら
「フェイトちゃんのバルディッシュもちゃんと直ったんだね」
「う、うん。あなたのレイジングハートも大丈夫だった?」
「うん。ちゃんと直ったよ。あと、あなたじゃなくてなのは」
「え……と」
「なのは」
「……」
「な・の・は」
「……なのは」
「うん」
お互いの相棒の無事に一安心している。
それにしてもなのはって結構押しが強いところがあるよね。
「フェイトちゃんももしかして士郎君のところに行こうとしたの?」
「うん。
もっていう事はあなたじゃなくて、なのはも」
「うん。その……一緒に行こう」
「……うん」
二人並んで歩き始める。
アルフと顔を見合わせる。
まあ、戦いにならなかったことはいいことだと思う事にしよう。
なのはもフェイトも特に会話はないけどピリピリした雰囲気もない。
で士郎の家に向かって歩き続けたんだけどどういうわけか
「道が見つからない」
「この辺の曲がり角を曲がれば一直線のはずなんだけど」
レイジングハートとバルディッシュの案内、さらになのはの携帯の地図を使って探しているんだけどどういうわけか道が見つからない。
なのはの携帯の地図では確かにこの辺りに曲がり道があってそこに入れば一直線のはず。
地図で見る限り、そんなに小さい道というわけじゃないはずなんだけど
そんな時
「レイジングハート!」
「バルディッシュ!」
レイジングハートとバルディッシュが浮かび上がりゆっくりと飛んでいく。
それを慌てて追う僕達。
そして、レイジングハートとバルディッシュがあるところで止まる。
なのはとフェイトは自分の愛機を掴むために、アルフと僕もなのは達にわずかに遅れてその場所に辿りついた瞬間。
「ふえ?」
「え?」
なのはとフェイトが固まった。僕とアルフも声を上げずに固まっていた。
なぜなら、そこに道はあったのだ。
僕達が気がつかなかっただけで。
「これって……偽装、いや認識を阻害してる?」
道の曲がり角には見たことのない魔法陣が刻まれている。
一度気がつけば問題はないけど、普通に行こうとしても道が認識できないから辿りつけないわけだ
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