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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第十八話 隣りにいる人 ★
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がばれたから?
正体がばれて何も言わず姿をくらませる士郎君がイメージ出来て、頭を振ってそのイメージを振り払う。
「あいつが休むなんてどうしたのかしら?」
「うん。何の連絡もないしね。ノエルも家に行けなかったみたいだし」
「……家にいけないってどういうことよ?」
アリサちゃんとすずかちゃんも心配そう。
朝に先生が士郎君からなんの連絡がないって言ってたから、休み時間にすずかちゃんがノエルさんに連絡して、ノエルさんが士郎君の家に向かったらしい。
だけど一体どういう仕組みなのか士郎君の家に辿りつけなかった。
士郎君の家はすずかちゃんに教わって大まかにはわかったけど、私はどうすればいいのかな。
迷ったまま学校が終わってバスから降りるとユーノ君が待っていてくれた。
そしてユーノ君の首にはレイジングハートがあった。
「レイジングハート、直ったんだね? よかったぁ……」
「Condition green.」
「……また、一緒にがんばってくれる?」
「All right, my master」
うん。一緒に頑張ろう。
大切なレイジングハート。
直ってうれしいのにどこか足りない感じがする。
士郎君の事がやっぱり気になってるんだ。
士郎君に会いたい。
でも士郎君のあの眼が忘れられない。
「Master」
「……レイジングハート」
ただしっかりと名前を呼んでくれる。
そうだよね。
立ち止まってもはじまらないよね。
突き進んでいいって士郎君も教えてくれた。
そして、レイジングハートが背中を押してくれた。
「レイジングハート、ユーノ君、行こう」
「All right」
「うん」
私は士郎君の家に向かって走り出した。
side ユーノ
なのはの肩に乗り、一緒に士郎のところに向かう。
なのはには言っていないが、本音を言えばあまりかかわりたいとは思わない。
花のような盾、ジュエルシードを取り出した歪な短剣、魔力を掻き消す槍。
そして、極めつけはジュエルシードを破壊した槍。
士郎が所有する規格外の武器の存在が一番の要因。
あの武器の事は詳しくはわからないけど、ジュエルシードを破壊した槍などはロストロギアクラスだろう。
でも僕もなのはも助けてもらったのも事実。
だけど正直な話、僕は彼を恐れている。
彼が本気になれば僕だけじゃなくて、なのはでも簡単に殺されてしまうだろうから。
それが一番彼に関わりたくない理由
「どうしたの? ユーノ君」
「え? ううん。なんでもない」
なのはの言葉に慌てて首を振る。
今はとりあえず会って話をしてみないと始まらない。
僕は彼の事を何も知
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