第15話
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をきると服を着替えて小萌のアパートに向かう。
本人は気づいていないだろうが、その口元は少しだけ笑みを浮かべていた。
なぜ、笑みを浮かべていたのかその理由は誰にも分からない。
「行け、能力者!!」
上条に向かってインデックスの「竜王の吐息」をステイルの「魔女狩りの王」が上条を守るように両手を広げて真正面から盾になる。
インデックスの脳を圧迫している魔術はインデックスの口の中にあった。
それを上条の右手が触れるとインデックスの両目は真紅の魔方陣が浮かび、上条当麻を侵入者だと決め破壊するとインデックスは言った。
その騒ぎにステイルと神裂がやってきて、インデックスが魔術を使っている事に驚いていた.
上条は騙されていた事などを説明すると、ステイルと神裂はインデックスを救えるのならと協力してくれている。
「竜王の吐息」をステイルの「魔女狩りの王」が防いでいる内に一気に近づきインデックスを救う、そう考えた時だった。
「ダメです!!上!!」
神裂の叫びに上条は足を止めず上を見上げるとそこには何枚もの光の羽がゆっくりと舞い降りていた。
上条は魔術の事は何も知らないがあれに触れてしまえば大変なことになることぐらい分かった。
インデックスはもうすぐ手を伸ばせば顔の前にある魔方陣に触れられる、だがあの光の羽は危険だ。
上条の右手ならあの光の羽を破壊することが出来るがそれでは時間がかかりすぎる。
その間にインデックスは「魔女狩りの王」の対策魔術を施したのかみるみる「魔女狩りの王」の再生速度が落ちていく。
このまま時間をかければインデックスの体制が立て直される恐れがあり、さらに「魔女狩りの王」がそれまで保たない。
だが、そんな事上条からすれば答えは決まっていた。
この右手は自分を守る為に振っているのではない。
たった一人の女の子を助ける為に魔術師と戦っていたんだから。
(この物語が神様の奇跡の通りに動いてるってんなら、まずはその幻想をぶち殺す!!)
上条は右手を振り下ろしその先にある亀裂を生み出す魔方陣に触れようとした。
だがその右手よりも早く上条の頭に一枚の光の羽が舞い降りた。
金槌で頭を殴られたように全身の指先一本に至るまでたった一撃で全ての力を失った。
(ちくしょう・・・おれは・・・だれもすく・・・え・・・)
そして上条は床に倒れかけ同時に「魔女狩りの王」の盾が破壊され「竜王の吐息」が上条に襲いかかる。
「能力者!!!」
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