暁 〜小説投稿サイト〜
万華鏡
第十三話 テストの結果その九
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
皆行くのよね」
「他の学校の子も多いわよ」
「それでも昔からよ。あのお店は八条学園の生徒の溜まり場になるのよね」
「八条百貨店とかもよね」
「ええ。お母さんの時からよ」
 上着を着なおした娘に言う。
「懐かしいわね。けれどとにかくね」
「まずはお風呂ね」
「ここで脱いだら駄目よ。女の子は人前で着替えるものじゃないから」
「お母さんいつもそう言うわね」
「当たり前よ。お父さんや幹也に見られたらどうするのよ」
「それはちょっと」
「女同士でも更衣室でだけよ」
 母の口調は普段とは違い厳しい。
「そしてお家の中だとね」
「お部屋の中で着替えるのね」
「後、絶対に服は着ること」
 このことも言うのだった。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ