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黒子のバスケ〜キセキを超えたキセキ〜7人目の天才
4. Blossom
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「あ・・・・でもごめん赤川・・・ちょっと今手持ちが・・・少しお金貸してくれないかな・・・?」

 サイフの中身を確認しながら天野さんがそう言う。
「あ゛ー?金貸せって天野・・・お前さぁ・・調子にのってんじゃあねーぞ!!」

 赤川はそう言いながらサイフを蹴り上げた。小銭が空中に散らばる。俺はそれを・・・

SIDE OUT



* * *

SIDE 不良


「!?」「・・・・・あ゛?」「あ・・・あれ?小銭は?」「――?」

「796円・・・」 ちゃりんっ

「えっ・・・?」

 俺達が今不自然に消えた小銭を探していると天野の隣にいたガキが、いきなり手のなかにある小銭を数えだした。・・・ってえ、小銭?

 ま・・まさかこいつ・・!!今ばらまいた小銭をひろったってのか?空中で?

「お金はもっと大切にしましょうよ・・・?」

 あ、ありえねぇ!!そんな事ホントに出来ることなのか!?

「て・・・てめえ・・・なにがいいてんだよ・・・!」
そんな事を考えているとガキが喋りだした。

「ここのバスケ部にはガッカリです・・・」 「あ゛?」

 いきなり喋りだしたと思ったらこのガキ何を言ってんだ!?

「練習もろくにしないで部員はやる気のない不良ばかり・・・部としては底辺ですね!!」

「・・・」

「あ゛?だからなんだ?ケンカ売ってんのか?」

 俺達は思わずそういっていた。するとガキが、

「売っています!バスケで・・・!」

「はあ!?」

 俺は気が付けばそう漏らしていた。なおもガキは続ける。

「この僕からボールをとれたら・・・パシリでも何でも僕がやりますよ。とれそうにないなら辞退してもいいですよ?先パイ・・・?」

「っのガキ・・・!」 ムカッ
 
 おもしれぇ!!どんだけ自信あるか知らないが調子にのんなよ糞ガキ・・・

やってやろうじゃねぇか!!!





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