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黒子のバスケ〜キセキを超えたキセキ〜7人目の天才
4. Blossom
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るので、取り敢えずぶつかってしまった人に話し掛ける。

「あの・・・、すいません!僕の不注意で・・」

と謝罪しようとした瞬間、その人はこちらにきて心配するように話し掛けてきた。

「大丈夫!?怪我はないかい!?」

正直、口からあんたのほうが大丈夫かよ!?と言いそうになったがすんでのところで堪えた。変わりといってはなんだが俺は取り敢えず答えた。

「それはこちらの台詞です!」

「僕は平気!」

「いや・・・、だって鼻血出てますしあの転び方は・・・」

「大丈夫だよ。こう見えても頑丈でね・・・・・ん?」

「・・・・?」
 
「ん゛ん〜〜〜?」

「!?な、何です?」
 さっきからしきりに俺を見て、何かを思い出そうとしている。何だ一体?
 そしたらいきなり「!」みたいな顔をした。

「!!も、もしかしてきみ・・橙野(とうの)刹那(せつな)かい!?」

「え?え?」

 いきなり初対面の人が自分の名前を知っている事に、俺は恥ずかしながらもテンパってしまった。
 取り敢えず、何で名前を知っていたのか聞く。

「な、何で僕の名前を?初対面なのに・・・・」

 どうやら相手は興奮しているらしく、早口で喋ってくる。

「すごいっすごい!!ミニバスの有名プレイヤーじゃあないか!
去年の県大会でも大活躍!!未来のエースプレイヤーに会えるなんて!!
何度か君の出た試合を見たことあるよ!!その身長から想像出来ないくらいの凄いジャンプ力だったね!!」

「そ・・・・そうですか・・・」
思わず驚く。まさか自分がそんなに有名になっているなんて・・。
『キセキの世代』とか呼ばれていた天才共は皆、帝光中学に入ったのは知っていても可笑しくない情報だけれど、何で俺?
というか・・・

「で、でも何でそんなにミニバスに詳しい・・・」

そう言おうとした時に、体育館の裏からぞろぞろと柄の悪い連中が出てきた。
しかも何かこっち見てるし。またからまれるのかーと思っていると、

「こんな所にいやがったのか。何油売ってんだよ天野よぁ・・!」
と不良の一人が話し掛けてくる。天野・・?と俺が思っていると、僕の隣にいた人が反応した。ああ・・・この人が天野っていうのか。
 そう考えていると、またもや不良の一人が話し掛けてくる。

「俺らの頼んだ買い出しはどーしたよ?あ゛あ゛?キャプテンよおぉ・・・?」

「赤川・・・・・」

「?あの人達は・・・・?」

 俺はふと気になって、隣にいる天野さん(多分先輩)に話し掛けた。

 天野は、一瞬悲しそうな顔をしつつも俺の質問に答えてくれた。

「・・・・・うちのバスケ部だよ・・・」
 俺はそれを聞き、俺は確かな苛立ちを感じた。
 なん
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