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ハイスクールD×D 紅い神喰狼と赤龍帝
神器、発現
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その想いを胸に抱きながら、この後襲ってくる痛みに耐えようとした。
………だが、いつまでも痛みは来ず、逆に何かを弾く音が聞こえた。


ガァン………キュィン!!


「な、なんだそりゃ!?」


クソ神父が驚いていた。
イッセーもリアスも驚いていた。
全員が俺の背中を注目していた。
まさか、このタイミングで発動したのかよ。
背中の神器の名は………………えーっと…………?


“紅き天魔狼装”


っていうのか。
その後、この神器の効果が頭の中に情報として流れ込んできた。
なになに?
【発動時は、斬撃、打撃、貫通の威力を弱め、魔力による攻撃を弾き返す。
魔力付加攻撃も威力が弱まる。さらには外界の護りに対して一級品。…………………………………ガー】


どうやら、後にも続いているようだけど、ノイズが酷くて良く分からなかった。
まぁ、いいや。


「真紅狼、貴方…………それは……神器なの?」
「ああ。これが俺の神器の一つ…………“紅き天魔狼装”だ!」


そう言って、この場にいる全員に見せつける様にコートを翻す。
どこまでも紅い獣毛で綺麗に整えられており、非常に薄く軽い。それとは裏腹に信じられないほどの硬さを誇っていた。


「はん! たかだか防御型の神器を発動出来たからって調子に乗るな!」


そうやって、再びクソ神父は撃ってきたが、俺はコートを扇子のように拡げて盾のように扱う。
音の出ない銃弾はコートにぶつかり、軌道を変えて神父の方に飛んでいった。


「ほら、返すぞ」
「な、なに? がぁ、クソがァァァァ!」


クソ神父は、自ら放った銃弾によりふくらはぎと二の腕を貫かれていた。
ざまぁwww
む、この気配は………


「………新手か! リアス、コイツの仲間が近づいて来てるぞ! どうする!?」


俺は急いで、リアスに指示を仰ぐ。


「今度は貴方でも通れる魔方陣を用意したわ! 急いでこっちに来て頂戴!!」


俺は、朱乃を抱えながら、魔方陣の中に入る。
イッセーはアーシアという子も一緒にとリアスに頼みこんでいたが、教会に所属しているものは連れていけない。という一言を言われた後、俺達は部室に跳んだ。


「真紅狼………もう目を開けてもいいわよ?」


リアスに言われて、目を開けると部室の中に戻って来ていた。
いいな、コレ。便利すぎる。
というか、このコート、なかなか良い色出してるし、日常でも使えるな。


「さぁーて、帰るかーー」


ガシッ!


「まだ帰ることは出来ないわよ。あの神父が言っていた『昨日の夜(・)の続きで悪魔狩(・・・)り』と『お仲間』っていうのを詳しく話してからではないと帰せな
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