受け取れよ………アンタへの手向けの花
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。
いや、消えてはいなかった。
割れた窓の縁に立っていたのである。
「一瞬であんな所まで移動するなんて………」
そして、その者はこちらを一度見た後そのまま闇に消えた。
取り敢えず、俺達ははぐれ悪魔の状態を見てみた。
「部長………彼等は相当腕の立つ者達です。しかも四肢や急所を狙っているところから見て、おそらく暗殺者の類の者じゃないでしょうか」
木場は傷痕を観察しながら、推測を言う。
「人間で、暗殺者のような動きに私達の様な超常を狩れる存在………まさか“退魔師”かしら」
うん? “退魔師”? ナニソレ?
「部長、退魔師ってのはなんですか?」
「イッセーは初めて聞く単語ね。“退魔師”というのは、魔を狩ることを生業としている人達の事よ。その人達は基本全員“人間”なの。しかも冷酷で中には全部の魔を滅ぼそうとする人もいるから気をつけてね」
そ、そんなに恐ろしい連中なのか………覚えておこう。
「取り敢えず、先に討伐されてしまいましたし、大公には詳細を記載して送っておきますわ」
「お願いね、朱乃。さぁ、皆帰るわよ!」
部長の指示により、俺達は部室に帰ることにした。
〜イッセーside out〜
しかし、アイツ………どっかで会ってるような気がするんだなぁ。
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