受け取れよ………アンタへの手向けの花
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目掛けて突撃する。
「跳ねろ!」
――閃走・四辻――
高速で突撃し、異形を再び空中に浮かせる。
浮かせた異形を挟むように、俺達は距離を取った後斬撃の嵐を容赦なく放つ。
「「斬刑に処す」」
――閃鞘・八点衝×2――
「ギャァァァアアアァァァァアアァァアッ!!!」
異形は切り刻まれていく、両側から斬撃の嵐が襲いかかり動けることも出来ずに体には斬撃の痕がたくさんつき、そこから血が滲み出て、ドボドボ出ている。
その時、リアス達の気配がこの近くで感じられた。
近くまで着てんのかよ………、さっさとケリ着けねぇとまずいな。
「父さん!」
「ああ。分かっている、合わせろ真紅狼!!」
傷から血を噴き出している異形に向かって俺達は飛びかかり………
「……コォォのォォォォ、小賢しいニンゲン共(・)がァァァァァっ!!」
「「弔毘八仙………無情に服す/解脱と悟れ!!!!」」
斬った瞬間、父さんと俺が交差し着地した時には父さんと俺の位置が逆になっていた。
俺と父さんが放ったのは一閃ずつ、だが傷痕は左右共に二閃。
重く深く斬りつけた為、斬られた場所から血が噴き出すように出る。
すぐに足元はコイツの血の海になった。
俺の『七ツ夜』の刃に血が付いており、その血が雫となって血の海に滴る音が響き、俺と父さんは顔に狼の仮面を被ると同時にリアス達が入って来た。
リアス達が『正体』やら『事情』を聞きだそうとしてきたので。
「・・・・・目的はもういない」
そう言って、その場から去って家に帰った。
〜真紅狼side out〜
〜イッセーside〜
最初に目に飛び込んできたのは………………紅い“海”だった。
赤、朱、紅、赫色で染め上げられた部屋だった。
そこに堂々と立っている人物達が居る。
どちらも黒いコートに黒いシャツ、黒いズボンと全身を黒で統一していた。
だが、顔の部分には狼の仮面を被っていて、顔が分からなくなっていた。
「……待ちなさい! 貴方達は何者なの?」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
「せめて、仮面を取ってくれないかしら? お礼が言いたいのよ」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
その者達は一言も喋ることなく、一人が突然消えた。
「………ここ最近、この近くに来るはぐれ悪魔達が、悉く死体で見つかっているのよ、私達が始末する前に必ず。………それをしていたのは貴方達なの?」
部長は、情報を口に出して相手の出方を伺っていた。
『・・・・・目的はもういない』
ビュンッ!
「ちょ、ちょっと……!!」
もう一人の人物も消えた
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