暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜幻の両剣使い〜 【新説】
救世主たち SAO事件後 〜とある記者の雑誌記事〜
[1/6]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

 アイズという人物を語る上で欠かせないのは、彼に従い、彼を守り、彼を助けたギルドメンバー達。そうアイズが率いたギルド【The Savior】の仲間達である。

 全員がβ版出身者で構成されたそのギルドは、『あの事件』までは名実ともに最高のギルドであった。
 
 【雷神】・【蒼氷】・【太陽】・【月】・【鋼鉄】・【four piese】・【Creators】・【明敏】・【死神】・【猫魔女】・【鬼目】・【稲妻】・【炎帝】・【水姫】。

 【four piese】・【Creators】はチームの名前であるため少々例外的だが、全員に二つ名がつくほど、彼らの知名度は高くその実力を知らぬ者はいなかった。しかもそのほとんどは、まだ20歳にも満たない少年少女ばかり。それに各々が個性が強く、アイズという圧倒的なカリスマ性を持った人物でなければ彼らを率いることはできなかっただろう。

 アイズはいかにして彼らを仲間に引き入れていったのかは、彼とそれぞれの者達の秘密の思い出であり、あえてここで語ることはない。
 だが、【雷神】と呼ばれたカタナ使いのことは、アイズを語る上で欠かすことはできない人物である。

 β版内でも初期の頃にアイズの仲間になった【雷神】ことシュタインという人物は、現実では大学生になりたての青年であった。
 高校では、そこそこ頭が良い方であったらしく推薦で大学に入学したらしい。性格は昔からよく喋り、よく遊ぶという周りから見て普通の男の子といった感じであった。
 そんな彼は、高校生最後のお年玉でナーヴギアを買った。その流れでネットで盛り上がりつつあった『ソードアートオンライン』のβ版に応募してみたところ、運よく当たりゲームをプレイすることになったのだ。

 彼がアイズと出会った時のことを語りたいのだが、生憎そこを彼は教えてくれなかった。だが、彼は間違いなくそこでアイズと出会い、仲間となったのだ。
 シュタインは、数あるプレイヤー達の中でも結構上位のプレイヤーであったが、決して廃人プレイヤーと呼ばれる者達には及ばなかった。

 実は、アイズはその廃人プレイヤーの中の1人であったらしいが、今となっては、その理由も世間に知られているところだ。

 そのアイズとシュタインは、相棒のような関係だったと彼らを知る元プレイヤーは語る。今回は、そんな彼らの有名なエピソードを1つ書きたいと思う。





 正式版ソードアートオンラインが始まって半年。アイズ率いる【The Savior】の面々やヒースクリフ率いる血盟騎士団(Knights of blood)の働きによって、30層近くまで進出できていた。
 この頃はまだ、ユニークスキルという存在自体出てきておらず、みんなそれぞれの武器・装備で攻略に挑んでいた。

 (後に、
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ