暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜幻の両剣使い〜 【新説】
救世主たち SAO事件後 〜とある記者の雑誌記事〜
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は、アイズやシュタイン、【黒の剣士】といった人物だけではない。層攻略をした全員がそれに当てはまる。
何人もの命を吸い込み、消し去っていった『ソードアート・オンライン』。生き残れたのは、ただ運が良かったからという理由でしかないだろう。層攻略をするプレイヤーは、強くはあったが命のやりとりは、普通の生きているプレイヤーの何十倍もあったであろう。
それがわかっているから、私は決して笑うことが出来なかった。
剣が次々とモンスターを屠っていく。もはや動かしているのではなく、剣が勝手に動いているようだ。HPという概念がありながらも、全ての攻撃を弱点に当てるために一撃で死んでいった。
それでも、何度も何度も襲い掛かってくる。斬って、突いて、また斬って。その繰り返し。体力の衰えを感じるがそれでもがむしゃらに剣を振るう。HPも半分をきろうとしていた。
「シュタイン、危険だ。この状況でテレポートはきついから、休んでポーションを飲むんだ!」
「そんなことでき「やれ! 命令だ!」……ったく、死ぬなよ!」
シュタインは、戦闘が見える場所で尚且ついざとなったら駈けつけられる場所を探す。そうして見つけ出したのが、でかい岩と地面の間にある小さな隙間だった。
すぐにそこへ行き、ポーションを飲み干す。SAOでのポーションは、一瞬で回復するものでなく時間を掛けて回復していくアイテムであった。
そのときのアイズを、見たときの感想が最初のあれである。縦横無尽に動きながらも、その全ての動作に無駄がない。人間か……こいつはほんとに俺と同じ人間なのか?
そんなふうに思ってもおかしくない。心からそう思う。幾度もなく、アイズの戦闘を見てきたがそのたびに、踊っているのかと見まがうくらい、綺麗な戦い方をする。
そんなふうに見ているなか、気づけばHPは8割ほどに回復していた。見とれていた自分に恥じつつ、アイズの下へ駆け寄った。
「すまない、回復した。これで戦える」
「うん。頼むよ」
それからは、また2人でモンスターを蹂躙していった。終わった頃には2人ともLVが上がり、いつの間にかクエストの本来の対象であったモンスターも倒してしまっていたらしい。
だが、それだけでは終わらなかった。
モンスターが出現した。というものではなく、アイズが急に倒れたのだ。運がよかったのは、倒れたのがダンジョン脱出後のことであり、そこから依頼された町が近かったということである。
シュタインは、倒れたアイズを背負うと依頼完了を報告し、ギルド本部へと戻った。その場所は、アイズの家でもあったからだ。
【four piese】の1人に、医療の知識を持っているプレイヤーがいたため、調べたところ。
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