非日常の世界へようこそ・・・
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んかも!」
「違うわ! 木場くん×蒼騎くんよ!!」
心を無にするんだ。
そうすれば、耐えられる。
つーか、この学園、長い間女子校にし過ぎたから、腐ったんじゃねぇの?
心の底からそう思う。
そう思いながら案内された先は、旧校舎だった。
旧校舎と言われているが、割れている窓は全くなく、しかも埃や蜘蛛の巣すら張り巡らせていないので綺麗だと思う。
「ここに部長がいるんだよ」
木場は俺達が周りを見渡していたことを察したのか、説明するように答える。
すると、教室の掛札にこう書かれていた。
『オカルト研究部』
イッセーは困惑していたが、俺は何となくリアス・グレモリー達の存在に見当が付いた気がした。
「なるほど、『オカルト』ね。お前たちの存在が分かったよ」
「……やはり、キミは人間にしては侮れない存在だよ、蒼騎くん。いや、“ただの人間”がボク達の存在を自力で見分けること自体がおかしいな。………蒼騎くん、キミは一体何者だ?」
木場は一見優しそうな表情だが、その裏腹に鋭い双眸でこちらを睨んでくる。
「どうせ、また後で聞かれるんだ、その時に答えさせてもらおうかね」
「では、ボク達にとって良い返事だと期待しておくよ」
お前ら達にとって良い返事かどうかは、ご期待に応えられるか分からんがな。
木場が部室に入ると、最初に目に入ってきたのは小柄な体で、一年生の塔城小猫………だった気がする。
「こちら、兵藤一誠くんと蒼騎真紅狼くん」
木場が紹介すると頭を下げた後、手に持ってる洋羹を黙々と食べ続ける。
「で? 肝心の“部長”とやらはどこよ?」
『―――この声はまさか………』
なーんか、凄い聞き覚えのある声だな。
いや、まあ予想はしていたけどさ。
「あら、真ちゃん?!」
「だから、真ちゃん言うなや、朱乃」
「なんで真ちゃんがココに!?」
「人の言う事聞けよ、マジで。お前の“部長”とやらに呼び出されたんだよ」
「………どういうことなんですか、部長?」
朱乃は耳にしていない情報について、リアス・グレモリーを問いただしていた。
『悪いわね、朱乃。この子、私達の正体を見破っている気がしたの。だから、呼び出したのよ………この場で確かめる為に……ね』
「つーか、ここまで来させておいて、顔を見せないなんて失礼にあたるんじゃないんですかね、グレモリー先輩?」
すると、奥のカーテンが開いて、紅の髪を揺らしてこちらにやってきた。
「それは御免なさい。ちょっと、イッセーのお家に泊まったままでシャワーを浴びていなかったから、貴方達が来る前に上がるつもりだったんだけど………」
ふ〜〜ん、イッセーの家に
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