非日常の世界へようこそ・・・
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ってくるなんて」
呆れて物も言えないという表情だった。
「なんだ、真紅狼? お前も見せて欲しいのか?」
「いんや、朱乃がいるし、結構です」
「「「くそがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」」
本当にコイツの口をどうにかして閉じたい!!
校庭の方で、少し騒ぎというより、静けさが突然出てきた。
俺達も覗いてみると、三年のリアス・グレモリー先輩が優雅に上品に歩いていた。
見る者全てを射止める様な美貌だった。
だが、その美貌に俺は心なしか畏怖した時、リアス先輩がこちらを捉えていた。
―――――――――ッ!
その捉えられた一瞬が怖かった。
何故だか分からないが、怖かった。そして、こちらから目を逸らし、再び校庭の方に目を向けるとすでに彼女の姿は無かった。
〜イッセーside out〜
〜真紅狼side〜
アレがリアス・グレモリーか。
“グレモリー”………どっかで聞いたことのある様な名前なんだよなぁ、どこだっけ?
そして、彼女もおそらく朱乃と同じ“人ならざる者”っぽいな。
あと、イッセーもそうなんだろうな。
感覚が告げている―――――『アレは人間ではない』と。
………一週間前ぐらいは、まだイッセーは“人間”の感覚だったから、一週間の間に何かあったな。
“人間”から“人ならざる者”に変る何かが………。
「………ようやく、物語は動き始めるか……」
さて、どうなるやら………。
取り敢えず、今日も高校生活を楽しみますか。
実は高校生活って初めてなんだよねー、元の世界では両親無くして働いていたから。
次の日………
いつもより早く学園に来てしまったので、まぁイッセーはまだいない。
すると、校庭の方から悲鳴が上がっていた。
何事かと思い、覗くと………アンビリーバボーなことが起こっていた。
あのエロ大魔神のイッセーがリアス・グレモリーと並んで歩いていた。
見た時は、『こりゃ夢かな』と思ったぐらいだ。
二人は何か話していた。その後、リアス・グレモリーがこちらに視線を向けている………。
………俺も巻き込まれそうだが、激流に身を任せるか。
そして、放課後。
イッセーの元に女子からでは『王子様』と呼ばれている木場祐斗が訊ねて来ていた。
二人が何か話し合っていた後、イッセーは立ち上がった。
すると、木場はこちらを向き、言う。
「………蒼騎くんも一緒に来てくれないかな?」
「誰からの伝言だ?」
「リアス・グレモリー先輩からだよ」
「ふむ………ま、いいだろ」
そうして、俺とイッセーは木場の後ろに着いていくと、廊下に居る女子達が叫ぶ。
「木場くん×兵藤なんてカップリングは許さない!」
「ううん、兵藤×木場く
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