SAO編−白百合の刃−
SAO29-ヤンキーガール
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に入れて美味しければみな一緒だ。むしろ見た目が悪い程中身が美味しいって良く聞くしな」
「味が美味しければいいけど、口に入れるまで勇気がいるでしょ」
「うっせぞ! それでも人間か!」
「人間だよ」
クモめちゃくちゃ旨そう! このアヒルなかなかいけるな! なんて……そんな風に味わいたくない。正直ゲテモノ料理には抵抗がある。やっぱり見た目で駄目になってしまう。つうか普通に食欲湧かない。むしろ減る。
「と言うわけだ、この中で料理できる奴はいるか?」
「それならアスナに作ってもらおう。帰ったらゲテモノフルコースだな」
「え、キリト君!?」
食べる気ではなかったアスナは恐る恐る兄とエックスに訊ねる。
「それって……私も食べるの?」
「当たり前だ。イチもそう思うだろ」
「えぇぇぇぇぇえぇぇ!?」
いったいなんなんだ。シンカーさん救出成功ゲテモノパーティをやる流なのか? 悪いけどイチとか私もそう言うのは平気で食べられないんだから二人だけでやってほしい。
「と言うわけで頼むな、閃光の副団長さんよ」
「俺からも頼むぜ、アスナ」
アスナの返答は、
「絶・対・嫌!!」
悔い気味に拒否。そしてウインドウを開いて操作し始める。
「あぁっ!?」
「おい、どうした!?」
「あああぁぁぁぁ……」
情けない声を上げてうずくまる兄の様子を見たエックスはアスナに問い詰めた。
「てめぇ! 捨てやがったな!?」
兄とアスナは結婚しているので、アイテムは共通になっている。故に兄のアイテム覧はアスナでも操作できるようになる。兄のうずくまっている様子から見れば、カエルの肉を全部捨てられたんだろうな……。
「こうなったら仕方ねぇ、オレが手に入れた奴を料理しろ!」
「駄目だって、エックス! アスナさんはそんな物、料理したくないんだから」
「そんな物とかバッサリ言ってんじゃねぇ! こうなったらイチでもいい! ゲテモノ料理を作れ!」
「いりません! 食べたくもないです! 今すぐ捨ててください!」
「全力で否定していんじゃねぇ!」
今ここに、食べる派と食べない派に分かれてカエルの肉の激論会が始まった。うずくまっている兄も、ゲテモノ料理をアスナに食べてほしいと諦めていないはず。だけどアスナの意志は頑なに曲げることはない。それは食べる派のエックスは兄と同意見で、食べない派のイチもアスナと一心同体。
なんか長くなりそうだな……私は食べない派に入れば収まるかな?
「超どうでもいいわね」
「「「「!?」」」」
あ、ドウセツの冷淡な一言で見事に四人に突き刺さった。ドウセツにとっては争う必要もない、言葉通りにどうでもいいんだろうな。流石っていうか、いつも通りですね。私も関わってな
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