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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第四十四話
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らないけど…僕もさっきカノンノと言ってた事と同じ事があるんだ。カノンノの笑った顔を見てると心から安心する時がある。カノンノが悲しんでるのを見ると凄く不安になる時がある。カノンノの声を聞くと心が休まる気がする。…操られてる時…カノンノの声を聞いて救われた気がした。あの時のカノンノを見て、戻ってきて良かったと心から思った。…それで今、カノンノの言葉を聞いて…嬉しいって思えてる。僕も…はっきりと言える。僕は…カノンノ・グラスバレーの事が…大好きなんだ」



自分の思い付く限りの言葉を、真っ直ぐとカノンノを見てそう告げる。
告白ってこんなに恥ずかしいものなんだ…今僕の顔は相当真っ赤だろう。

思わず少し頬を掻いてカノンノを見ると…僕からの返答が予想外だったのか顔を真っ赤にして驚いたような表情をしていた。





「あの…衛司…」


「う、うん…」


「それはその…両想いって事…」


「…に、なるね…うん…」



お互い顔を赤くしながら少し途切れ途切れに言葉を出していく。
そして暫くして……



「……え」


「……え?」


「…衛司いぃいぃぃっ!」


「ごぅふっ!?」


カノンノが僕の腹の辺りに突っ込んできた。
あまりの衝撃に思わず何か出掛けたが…なんとか堪えた。


「え、えっと……カノンノ…」


「衛司…良かった。…私、凄く…嬉しいよぅ…」


「…うん…僕も同じ気持ちだけど…ちょっと今の体勢は…」


「ぅ…?…ぁ……」


僕からの返答が嬉しかったのか、僕に抱きつくように喜びを表すカノンノに少し戸惑いながらそう言うと、カノンノは僕から少し離れて…今の状態を理解した。
ベッドに上半身を起こした状態でのっている僕に、先ほど突っ込んできた勢いで必然的にベッドにのる僕の上に乗り、少し密着した状態のカノンノ。
お互い告白しあい、分かり合った直後という事もあり顔も真っ赤で……とりあえずもう、色々とヤヴァイ。ヤバイじゃなくてヤヴァイ。



「……ん……っ」



…そして、カノンノ。何故この状況で目を閉じる。いや、分かるけど……今はヤヴァイと…。

「…………っ」


そんな事を思いながらも、それに応えようと目を閉じて、顔を近付けようとする僕も、きっと同じくらい頭がショートし始めてるんだろう。



そうして、お互いに唇が触れ――


「――ぁー…悪ぃ、衛司…ちょっと忘れもんし…――」


「「!!」」


――ようとした瞬間、救世主《アルヴィン》が扉を開けて現れ、僕達は顔を離した。

ありがとうアルヴィン!色々残念な気持ちが多いけど、助かったよアルヴィン!

そう
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