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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第四十四話
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もないよ、なんでも…っ!」
カノンノの様子に少し首を傾げてしまい、カノンノは慌てた様子で手と首を横に振って言ってきた。
「…でも、なんか様子が変だけど…」
「それは……っ…ねぇ、衛司…」
カノンノの様子に僕は不思議そうに言うと、カノンノは少し悩むような表情をした後、決心した表情になった。
「?何、カノンノ…?」
「えっと…衛司が操られてる時…私の声、届いてた…よね」
不思議そうに見る僕にカノンノが真剣な表情で確認するようにそう言ってきた。
操られ、意識がまともに無かった中…確かに彼女の声は届いていた。そのおかげで僕は助かり、今此処にいるようなものだし。
「うん…確かに届いてたよ」
「じゃあ…アレも覚えてる…?」
「アレ……?」
「私が……『衛司が大好き』だって事…」
「ぁ……」
カノンノが真剣な表情のまま、少し頬を赤くして出した言葉に、あの時僕を助けてくれた時の言葉を思い出す。
……でも、あれって…
「あれって…やっぱり友達としてって意味じゃ…ないよね…?」
「……衛司ならそう聞いてくると思ったよ。…この際だから思い切って言うよ。私は…衛司が好き。『友達』とかじゃなくて『異性』として、私は衛司が好きなんだ。始めはよく分からなかったけど…衛司に頭を撫でてもらったり、絵を信じてもらったり、褒めてもらったりすると…ロックス達にしてもらう『嬉しい』とは、全然違うんだ。衛司が居なくなった時…本当に悲しくて…凄く傍に戻ってきて欲しいって心から思った。それで…今此処に戻ってきて…今凄く嬉しくて…恋しくて…。今ならはっきり言える。私は…乾衛司が一緒に傍に居てほしいくらい大好きなんだ」
僕の返答に少し呆れた表情を見せた後、僕を真っ直ぐと見てそう…所謂、『告白』をしてきたカノンノ。
言い終え、恥ずかしかったのか徐々に顔を真っ赤にしていくカノンノに、僕は思わずつられて顔が熱くなっていくのを感じる。
流石に此処まで言われて気付かない程、僕は鈍感ではない。
彼女は本当に…心から僕の事を……。
そこまで考えると、今…まるで僕の答えを待つように顔を赤くしながら真剣に僕を見るカノンノを上手く見れなくなってしまう。
今の僕は…多分彼女と同じくらい真っ赤だろう。
「……衛司…?」
「ぁ、その…えっと…ごめんね。…僕、こういうの初めてだから…上手く頭が働かなくて…」
僕を見ながら徐々に不安そうな表情になっていくカノンノに慌てながらそう答える。
僕はゆっくりと深呼吸して落ち着くと、真っ直ぐとカノンノを見て口を開いた。
「…僕、こういう経験とかないから全くわか
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