スーパーロボット大戦OGs
0089話
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、彼らが次の行動に出るにはまだ多少の時間が掛かる筈」
「機は熟しつつあるか」
「そうね。……そろそろW17を呼び戻した方がいいんじゃなくて? 量産型Wシリーズの生産が軌道に乗ったとは言え、ナンバーズは貴重なんだし」
「……W17といえば、ヘリオスの行方は掴めていないのか?」
ヘリオス=ギリアムという事実を知らない限りは見つけられないと知りつつも、レモンへと尋ねる。
ギリアムのパイロットとしての能力や情報部としての能力を考えた場合、俺の目的であるアインストとインスペクターの打倒を叶える為にはあちらにいてもらった方が有り難い。と言うか、この時点でこちらに捕まってもらっては困る。
「報告が無い所を見ると、まだみたいね」
「ならW17はこのままATXチームに潜入したままという事でいいのか?」
俺の質問に答えたのはレモンではなくヴィンデルだった。
「W17にはこのままあの部隊に居て貰う。こちらの切り札としてな。……いずれにせよ、私自身で1度あの部隊の実力を感じておきたい」
「あの2艦、仲間に出来ないかしら?」
「今は無理だろう。だが、現在の状況を理解し、安寧な平和が何を産むのかを知ればあるいは」
「自分達が勝つ可能性があるうちは駄目って事ね」
「そうだな。勝利への道を自分から踏み外すような愚行はしないだろう」
「了解。それで誰を出すの? W16? メイガスとのお話は終わってるから、W15でも大丈夫よ?」
「言っただろう。私自身で奴等の力を感じておきたい、と。今回はW15とW16は何かあった時の後詰めとしてここに残って貰う」
「まさかあの機体を使うつもり?」
「ああ。完成したのだろう? ビアン博士の血を継ぐソウルゲイン、トリニティゲインが」
トリニティゲインが完成したのか。あちらのテスラ研から接収したソウルゲインに、ダイゼンガーとアウセンザイターの部品を流用し、システムXNとEOTを組み込んだ機体。まさに特機の中でもトップクラスの能力を持つ機体に仕上がっているだろう。
元々ダイゼンガーやアウセンザイターは特定のパイロットにしか操縦が出来ないように設定されていた。その為、その2機をそのまま造ったとしてもパイロットがいない現状では意味が無かった。故に使える部品をソウルゲインに組み込んでダイゼンガーとアウセンザイター、そしてソウルゲインの3つの機体を1つにまとめ上げた機体、それがトリニティゲインだ。
「システムXNの修復は完了したのか?」
俺のその疑問に答えたのはヴィンデルでもレモンでもない、第3の人物だった。
「現状のシステムXNはまだ完全ではないが、通常転移の使用は問題無く可能だ」
「フェフ博士……」
レモンがその人物の名を口に出すが、フェフはそれを気にした様子もなく話を続
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