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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0089話
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を無碍には出来ないわ」
「つまり、その機体」
「ラピエサージュという名称よ」
「継ぎ接ぎ、か。ともかくそのラピエサージュに関してはオウカか、あるいはゼオラとかいうブーステッド・チルドレンが乗る事になるのか」
「恐らくね。……大丈夫よ、アクセルの心配しているような事にはならないわ。ゲイム・システムにはちょっとした細工がしてあってね。システムを起動しても5分もしないうちに強制的に停止するようになっているわ。でも、あくまでも私が出来るのは機体側の細工だけ。本人をゲイム・システムに対応させる為の調整に関してはこちらではどうしようもないわよ?」
「心配するな、その辺はクエルボに任せてある。あのお人好しなら自分の身体を張ってでも止めるだろうさ」

 脳裏にクエルボの顔が浮かぶ。根本的に人の良い奴なら一度約束した以上、こちらを裏切る事は無いだろう。それに目論見通りにいけばあちら側にいるラーダとも再会出来るのだから必死にもなる。

「だが、あのアギラの事だからな。そのうち邪魔なクエルボを消す事を考えるかもしれん。その前にこちらで手を打たないといけないんだが」
「ヴィンデルを説得しないといけない、か」
「私がどうした?」

 レモンが苦笑しながらヴィンデルの名前を出した時に、噂をすればなんとやらでヴィンデルが姿を現した。その様子は一見するといつもと変わらないように見えるが、どこか苛立っているようにも感じられる。

「アギラに対する対応を話していたんだよ。……それで、ヴィンデル。ノイエDCの対応は?」
「予想通りだ。インスペクターは北米地区の制圧に集中して、まだ他地区には現れていないからな。今のうちに叩いておきたいらしい。こちらとしては、敗走した北米の連邦軍に代わって投入されるだろう他方面部隊の隙を突いてデザートクロス作戦の第3段階を進めたかったのだがな」
「ノイエDCの成立過程を考えればしょうがないでしょう?」
「ああ。おまけに私が奴等の戦略や戦術を知ってるかのようだ、とも言われたよ。さすがバン・バ・チュンといった所か」

 確かに俺達シャドウミラーはインスペクターのやり口を理解している。何せあちらの世界では実際に経験してそれが記録に残されていたのだから。だが、それを知る事が出来ないバン大佐がこちらを怪しむとなると。

「もしかして、俺達はインスペクター側のスパイだと疑われている、か?」
「確かに私達はノイエDCやアースクレイドルにない技術を持っているから、そう言われると反論出来ないわね」
「恐らくそれもあるだろう。とにかくノイエDCとしての方針は、インスペクターに対抗する為に態勢を整えて北米を叩くらしい。デザートクロス作戦の第3段階はその後にするそうだ」
「インスペクターの行動に関しては私達の世界の時と殆ど同じよ。そうなると
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