スーパーロボット大戦OGs
0089話
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ーズが地球が占領されるなんて真似を許す筈がない。
もっとも、その動機はあくまで地球が占領されてしまったら自由に商売が出来ないという事で、正義感なんかじゃないだろうが。
「む?」
何かに気が付いたヴィンデルが、どこかへと通信を送る。
「ふむ、そうか。やはりな」
「ヴィンデル?」
「月のマオ社が落ちたそうだ」
「犯人はもちろん」
「インスペクター以外にいると思うか?」
マオ社が落ちた、か。だが原作通りなら新型機を持って脱出したリョウト達がヒリュウ改と合流している筈だ。
「となると、間違いなく次は」
「ああ、地上だろうな。インスペクターお得意の転移装置を使った奇襲攻撃だ」
「私達の世界と同じ行動を取るとしたら、次はラングレーとテスラ研。そしてそのまま西海岸方面へと勢力を伸ばすでしょうね」
「こちらとしては、デザートクロス作戦を第3段階に進めて欲しいのだが……バンでは無理だろうな。しょうがない、バンが行動を起こすまでは様子見としよう。2人とも、いつでも行動を起こせるように準備だけはしておけ」
ヴィンデルのその言葉で取りあえずシャドウミラーの行動方針はしばらく様子見という事に決まった。
次に動きがあるとすれば、インスペクターが北米を制圧した後になるだろう。
その報告が入ったのは、マオ社が落ちたという報告を聞いてから数日後の事だった。
今後の対応についてヴィンデルがバン大佐と話し合っている結果を、俺とレモンは作戦司令室で待っていた。
「北米地区は全てインスペクターの手に落ちたか」
「ええ、そうね」
俺の言葉にレモンが頷く。モニタに表示されている世界地図では北米が黒く塗りつぶされている。
「こちら側の連邦軍も奴等の転移攻撃には対処出来なかったか」
「それはしょうがない事でしょう? 私達の世界だってそれは同じだった。そもそも転移装置による奇襲攻撃なんて初見で対抗可能な方がおかしいわよ」
「だが、それを知っている今は違う」
「そうね、対抗手段はある。だからこそ私達はここにいる」
「確実性には欠けるけどな」
「またそういう風に言う。こっちの戦力はあちらの世界以上に揃いつつあるのよ?」
「その1つがあのフランケンシュタインか?」
「ええ。厳密にはヴァイスセイヴァーと同じくアシュセイヴァーのカスタムタイプよ。W17が送ってきたATX計画の機体データや、手に入れたビルトファルケンを参考にして改造した機体なの」
いずれオウカが搭乗する事になるラピエサージュ。ただ、問題は。
「……何故、ゲイム・システムを? あれはパイロットの事など考えもしないシステムだ。それは知っているだろう?」
「アギラがフェフ博士を通して要望してきたのよ。さすがに大家の要望
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