旧校舎のディアボロス
さぁ、物語を始めよう・・・
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黄里”かよ!!
「じゃ、じゃあ、母さんは?」
「お前の母、楓のモデルは………『聖 白蓮』にしたぞ」
げぇええぇぇぇっっ!?
最悪だ、超最悪だ。
アレが高まるじゃねぇか!!
沈んでいる俺にさらに追撃の一言がジイサンから入る。
「一つ言っておくが、選んだキャラの性格や行動に引っ張られることがあるから、気をつけるのじゃぞ」
つーことは………
「父さんが『七夜 黄里』を選んだから、時折、手合せと言う名の“殺人技巧”を仕込まれるってことか?」
「その解釈で間違っておらんぞ。しかし、お主の父は生前は“SP”をやっていたようじゃな。しかも、凄腕の………。“護る力”と“殺す力”という相反する力を手に入れるなんてのぅ」
ちょっと黙ってもらえませんかねぇ?
「じゃが断る!!」
「やかましい!!」
しかも、母さんは『聖 白蓮』がモデルなんだろ?
ヤバいってレベルじゃねぇよ………。
多少は有難いけどさぁ、おおらかな所になってくれるところとかは。
「お主の母は………なんと、お嬢様だったのか?」
「ああ、うん。そう。父さんが一度仕事で母さんを護衛したことがあって、それからお互い惹かれあって、最後は駆け落ちしたんだってさ。母さんを連れ出すのに、銃と短刀だけで追手の連中と渡り合ったらしいよ」
ということで、父さんの見立てでは最初、母さんは慣れないと思ったらしい………普通の生活とか料理に関してで。
だけど、いざ生活してみると母さんは料理も掃除洗濯に仕事も完璧にこなしていた。
蓋を開けてみたら、完璧超人だったらしく、父さんも『これには参った』と唸っていた。
「ということで、お主は人間の限界を超えた動きを手に入れつつ、魔法抵抗力が非常に高い人間ということになっておる」
「それを“人間”と呼べるのか?」
「あちらの世界じゃ“人間”と“人外”の区別が曖昧なんじゃ。“人間”って言っておけば問題ないじゃろうよ」
それは、それで問題だろ。
『直死の魔眼』もないが、それはそれでアリか。
「あ、でも、お主が臨死体験やそういうらしいことを体験したら、発現する可能性が大だから、気を付けるんじゃぞ」
「おいィ? ちょっとsyれにならんスよ、それは」
断言しよう、絶対に発現する。
何かに巻き込まれて、死にかけて、発現しました。
そんなオチが目に浮かぶ。
「あとは、プレゼントして“真紅の執行者”と“火燐”と“地禮”をくれてやろう」
「なぜ、有栖零児の武装を持って来るんだ?」
「手元に武器の一つや二つ、あった方がよかろう。それとその世界では稀に人間に“神器”と呼ばれるモノが宿る。それをお主に六つ程宿らせる」
六つっておかしく
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