旧校舎のディアボロス
さぁ、物語を始めよう・・・
[1/3]
前書き [1]次 最後 [2]次話
はい、毎度お馴染真っ白い空間で目を覚ました。
ジイサンを探す為に、周りを見渡すと横たわっているジイサンがいた。
「………何やってんの?」
「ちょっと、不用意な発言をしてしまったら、こうなったのじゃ」
不用意って、女性の方にかな?
「……ぐぉぉ、未だに頭がクラクラするのぉ。あやつ、どういう握力してるんじゃ………。取り敢えず、また転生じゃ、次ココじゃ」
そういって頭をさすりながら、次の世界の概要を記載されている用紙を手渡された。
えー、何々?
“エロエロな高校生が突然、悪魔に転生し………”
うん、ファンタジーまっしぐらですね。
世界の名は“ハイスクールD×D”というのか。
「次はここに転生なのか?」
「うむ。ここの神やら魔王がお主の存在を知っての、『是非来て欲しい』と言うもんだから、行って来てくれ」
「普通に神とか魔王が居るのかよ。本当にすごい世界だな」
「じゃが、すでに頼んでた神や魔王は死んでおるぞ」
「………はぁ?」
いやいや、意味が分からねぇよ?!
というか、神とか魔王って死んだら不味いんじゃねぇの?
「頼んでた時期は未だに健在じゃったんだが、天使と悪魔と堕天使による三つ巴の戦争が起きてしまっての………、激闘の上、神と魔王が死んでしまったんじゃ。そこでワシは生前約束していた事を果たそうと思っているのじゃ」
普通に人の心を読むジイサン。
絶対に驚かない。
「まぁ、良いけどよ。今回、俺はどうなるんだ?」
「今までは“不老不死”とか“鬼の肉体”じゃったが、今回は“人間”じゃ、頑張って来い」
たまには、人間も悪くないかもな。
そう考えていると、ジイサンが思い出したようにあることを告げる。
「そうじゃ、今回はお前の父と母も転生させるから、久しぶりに家族で転生じゃぞ」
え?
父さんと母さんも転生ですか?
マジッすか?
「マジじゃ」
「父さんと母さんは、すでに向かったのか?」
「うむ。二人仲良く向かっていったぞ。あと、父と母の姿が変ってるから気を付けるのじゃぞ」
え、姿が変った?
どういうこと?
「いやな、話しを持ちかけたら、父と母が『容姿を変えてみたいんですけど、モデルのカタログとかありますか?』って訊ねてきたから、キャラのカタログ渡したら、二人で見だしての………。選んだ姿で向かったぞ」
なんだろう、嫌な予感がしてしょうがない。
取り敢えず、聞いてみることにした。
「ジイサン、父さんと母さんはどのキャラにしたんだ?」
「お前の父、厳嗣狼のモデルは………『七夜 黄里』にしたようじゃな」
ギャアアアアアアアッッ!!
よりによって、“七夜
前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ