第5話 これってデート?
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る。
(は、ははははは鼻先がッ、ちょ、チョンって…ッ!チョンって…ッ!!)
しばらくぶっ壊れていたアリア。
しかし、目の前にいるクルトの雰囲気が急に変わった事で、正気に引き戻される。
「…なあアリア、今回の作戦なんかおかしくないか?」
「おかしいってなにがよ?」
「いくら念能力を使える奴が敵にいるからって、それを俺らだけにしか伝えないっておかしくないか?」
「…でも、念能力は出来る限り秘匿するのが能力者の中での暗黙の了解なんでしょ?なら別に不思議ではないんじゃない?」
アリアのその言葉は正しい。
念能力は、才能の差こそあれ、努力次第で誰でも会得可能な力だ。だからこそ犯罪者などが念能力を知ってしまわないよう、出来る限り秘匿しなければならない。
まあ、それでも限界はあるのだが。現に明日の任務でも、念能力者が犯罪組織にいることからも明らかだ。
「いやでも、仲間が死ぬ可能性があるのに重要な情報を秘匿するか普通?」
「う…、確かに言われてみれば確かにそうね。“あの”レズリーさんが仲間の危険をわざわざ上げる事をするわけないし」
アリアは、クルトとは違った意味で尊敬しているレズリーに信頼を寄せているか、そう呟く。
その呟きを聞いていたクルトは胸に宿っているある考えをアリアに言おうか迷い、結局は言わない事にした。
その後、結局答えがでず、「明日は言われた事を全力をやろう」という事で話は決着し、二人は夕食を続けたのであった。
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