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えなければならん』

『俺の身体の中にいるならそれぐらい答えろ』

『断『じゃあ、私が答える!!』……』

 突然、幼い女の子の声が響く。

『……レストア、何でお前が居る。ここに入るための能力はお前にないだろう』

『誰だ、お前は?』

 突然出てきた、幼い声に訊ねる。

『私、レストア!』

『その前に質問に答えろ』

『もう、コントロールはめんどくさいな。パスにリンクしてもらったの』

『パスか。あいつもめんどくさいことをする。私はもう帰る。お前は喋るのであれば余計なことを答えずに早く帰って来い』

『はーい』

 そして、コントロールと呼ばれる奴の気配が消えた。

『コントロールは過保護だなー。それよりも、ねえ、お話しようよ』

 レストアと呼ばれる少女の声が話しかけてくる。

『話じゃない。質問だ。出来る範囲で答えろ』

『えー』

 レストアはそう言うが無視して質問に入る。

『まず、ボスは誰だ?』

『教えない』

『次だ。お前のほかにチェンジャー、パス、コントロールがいるな。お前をあわせた四人以外にもいるのか?』

『いるよ。あと三人』

『誰だ』

『私からは言えない。でも、三人の中の一人は最初に生まれた三人のうちの一人ってことだけ言っとく』

『意味が解んねえよ。もっと解るように言え』

『私たちは生まれる時はなんかのプログラムとあの方からのプログラムと能力を与えれてできるんだ。その時には、あなたの身体にも影響があるはずだよ』

 そう言われた後、自分に起きたノイズのことを思い出す。

 確か、チェンジャーがパスが初めてきた時に生まれたばかりの癖にと言っていた。そして、その数日前にグリームアイズとの戦闘中にノイズが走った。つまり、あの時にパスが造られたことになる。

『それで、感染時、最初に生まれたのがチェンジャーと私ともう一人。たぶん頭の回転の速いからすぐ解ると思うよ』

『機械についてはそこまで詳しくないんでね。まったくわからん』

『そうなの、残念だなぁ』

『最後だ。ユイから聞いた話だと、俺は、殺陣、錬金術、狂乱。この力をあと一回でも使うとどうなるんだ?』

『そう呼んでるんだ、チェンジャーとあいつの能力。まあ、好きに呼んでいいと思うけどね。それをあと一度でも使ったら、私たちがあなたの身体を完全に侵食する。って言ったって、こればかりはパスとチェンジャーがするらしいから私にはわからないんだけどね』

『分かった。もう帰れ。それと、チェンジャーに伝えろ。使い時に使ってやるよってな』

『はーい、じゃあね。器のお兄ちゃん。それと、お姉ちゃんとは次の世界で会えるよ。大事な人を助けに行くんだったらね』


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