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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『温泉でゆっくり……できたらいいな』
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「うそー!?」
一人負けした事に絶叫するアリサ。
「勝ったの!」
「やったー」
勝った二人は嬉しそうに両手を上げて喜びを顕にする。
「う〜!」
勝った二人は俺の両隣に座り、
負けたアリサはというと……、
「あっ! そうだ!」
何かを思いついたのか俺の前に移動し、
「なのはが良いなら私も良いわよね?」
「へ?」
惚ける俺をよそに俺の膝の上に乗っかるアリサ。
「あ〜!!」
「アリサちゃん狡い!」
アリサの行動に叫ぶ二人、
「なのはだってこの前座ったじゃない?」
「う〜!!」
「確かに……」
ジト目でなのはを見るすずか。
「だからこれでお相子よ」
「いいなぁ……」
「俺はおいてけぼりなのね……」
話しの展開についていけずおいてけぼりにされる俺。
俺の扱いひどくない?
ちなみにショボーンとした表情の俺を見ている千歳はというと、
「ハァハァ……疎外感に涙する零様も……」
ちょっと近づき辛い状態になってました。
「コレはコレで良いわね……」
桃子さんの眼が凄く恐いとです。
なに?……このカオスな状況?
それからしばらくの間俺は、
「フフン♪」
俺の膝で勝ち誇るアリサと、
「むぅ〜」
「あぅ〜」
むくれながらも抱き着く二人。
「あ〜う〜」
美少女達の甘い香りに酔いそうでした……。
そして、
「到着だ」
温泉へとつき、
「予約していた高町です」
「はい 高町様ですね 伺っております」
宿の受付に話を通す士郎さん。
「はい」
「では お部屋へとご案内いたします」
俺達は店員に案内され部屋へと行く、
ちなみに部屋割りなのだが……、
二人部屋 士郎 桃子
二人部屋 恭也 忍
四人部屋 なのは アリサ すずか 零
一人部屋 千歳
「ちょい待ち!」
上記の組み合わせに異議を唱える。
「どうしたんだい?」
不思議そうに零を見つめる士郎。
「何故に俺がなのは達と同じ部屋なんですか!?」
男一人に女の子三人はどうよ!?
「え?」
不思議そうに首を傾げるなのは。
「なによ? 嫌なの?」
怒った様子で零を問い詰めるアリサ。
「ダメですか?」
上目遣いで聞いてくるすずか。
「いや男が女の子の部屋で寝るのは……」
いや……さすがに厳しいものがあるのですが……。
「一緒に寝てくれないの?」
瞳を潤わせながら上目遣いで俺を見るなのは。
「ダメなの?」
残念そうな顔で言うアリサ。
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