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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『温泉でゆっくり……できたらいいな』
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どうも黒帝 零です。
今回もまたなのはの一言から始まります。
「零お兄ちゃん なのは達と一緒に温泉に行くの!」
ある日俺の家へと遊びに来ていたなのはがオヤツの千歳手製豆大福を頬張りながら突如のたまう。
「へ?」
突然のなのはの言動に読んでいた本から目を離しなのはを見つめる。
「温泉ですか?」
そんな中最初に聞き返したのは千歳だった。
「そうなの! 家族みんなで行くの!」
千歳の返答に笑いながら言うなのは。
「へぇ〜」
温泉か……日本人として心惹かれる単語だよね。
「お兄ちゃん達も一緒に来てほしいの!」
「いいのか?」
馴染みとはいえ一応部外者なんだが?
「私もですか?」
「うん! 千歳さんも一緒に来てほしいの!」
「ありがとうございます」
そういや温泉にもジュエルシードがあったな。
「ところでいつ行くんだ?」
「明日なの!!」
「早ッ!?」
いくらなんでも急すぎなイカ?
「かなり急だね……」
「ダメ?」
上目使いで俺を見るなのは。
やめて!
そんな目で見られたら俺の精神力がもたないから!
「いや まぁ 別に大丈夫だけど」
できるならもう少し早く言ってほしかったな。
「よかったの!」
「では私は準備をしておきます」
そう言ってリビングから出て旅行の準備に取り掛かる千歳。
「わかった」
「温泉楽しみなの!」
「そうだね〜」
事件さえなければね〜。
「うん! アリサちゃんやすずかちゃんも一緒だから楽しみなの!」
「賑やかになりそうだね」
「そうなの!」
「ところでなのははもう明日の準備は出来ているのかい?」
「そういえばまだなの……」
オイオイそりゃねーぜセニョリータ。
「ならそろそろ家に帰る? 明日の準備に時間がかかるだろ?」
「う〜 わかったの……」
名残惜しそうな顔をするなのは。
「じゃあ家まで送るよ」
「うん!」
俺はこの後なのはを家まで送り桃子さんに着せ替え人形にされそうになりつつもなんとか逃走に成功し、
その後俺自信も帰路についた。
そして家に帰ってからフェイトの部屋を訪ねる。
「フェイトいるか〜?」
「はい」
部屋の扉を開けて出迎えてくれるフェイト。
「どうしたんだい?」
「いや 実はな……」
俺はフェイトとアルフに明日の事について説明をする。
「温泉?」
「まぁ ようは地面から湧く自然の風呂かな?」
「この世界ってそんなのもあるんだ」
温泉に馴染みが無いのかとても不思議そうな顔をする彼女。
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