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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十一話 クワサンの謎
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認識されて宜しいかと」
「わかった。では対策を講じておこう」
ジャミトフはそこまで言うとバスクに顔を向けた。
「バスク」
「ハッ」
「貴官がコーディネーターへの対策にあたれ。強攻策を用いても構わぬ」
「わかりました」
「兵はブルーコスモスの兵を使え。よいな」
「了解」
バスクは敬礼でそれに応える。ジャミトフはそれを見た後でシロッコに顔を戻した。
「そしてシロッコよ」
「はい」
「貴官はこのままゼダンの門の守りにあたれ。一兵たりとも通すな」
「わかりました」
シロッコも敬礼してそれに返した。
「ギガノスもまた動こうとしている。そしてバルマーもいる」
「はい」
「油断するな。何かあれば私も動く」
「わかりました。それでは」
「うむ」
ティターンズも対策を講じていた。特にバスクはドゴス=ギアに入り作戦の準備に入ろうとしていた。宇宙でもまたあらたな戦いがはじまろうとしていた。
地上でのティターンズも同じであった。彼等は本拠地から送られて来る物資と現地で手に入れた物資、二つの物資補給ルートを以って戦っていた。ブルーコスモスもその提供者の一つであった。
「まあ大助かりってやつだな」
ヤザンは基地に運ばれて来る多量の物資を見ながら言った。
「正直ゼダンの門から送られてくるのだけじゃ心もとないところだったからな」
「そうだね、おかげで何とかここに踏み止まっているしね」
ライラがそれに応えた。
「まさかこんな協力者が出て来てくれるなんてね」
「あの理事はどうにもいけ好かない野郎だけれどな」
「ムルタ=アズラエルだったね」
「ああ。何か企んでる感じがしやがるな」
「ジャミトフ閣下に最近何かと御会いしているそうだね」
「ゴマスリってやつか?」
「多分ね。それで自分達の権益を確保したいんだろうね」
「へっ、何か政治家みてえだな」
「まあ政治家でもあるんだろうね」
ライラは口を歪めて言うヤザンに対して言った。
「そうじゃなきゃあの若さであそこまでなれないだろうしさ」
「あの男にそんな能力があるかな」
ここでカクリコンが言った。
「どういうことだい?」
「いや、これは俺の勘なのだが」
彼はそう断ったうえで言った。
「あの男。あまり大したことはないように思える」
「大したことはないってのかい」
「ああ。確かにそこそこはやるだろうが精々二流だろう。とてもジャミトフ閣下のようにはなれない」
「つまりは小者ってことだね」
「そうだ。それに信用出来そうにもないな」
「それはあるな」
ヤザンはカクリコンのその言葉に頷いた。
「ああしたにやけた奴ってのは腹の中に何を隠していやがるかわかったものじゃねえからな」
「そうだね」
ライラもカクリコンの言葉に頷いた。
「まあ政治家のやることさ。あたし等下
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