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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十話 女王としての意地
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が」
「お手柔らかにと言いたいのは俺達の方ですよ」
「やれやれ」
クワトロは苦笑しながらもそんな二人についていった。そして心の中で密かに呟いた。
(ララァ、見ているかな)
その声は一人にしか聞こえはしないものだった。
(私はどうやら主役ではなくなった。後は若者達に任せたい)
返事はなかった。だが何かが聞こえた。
(そうか)
クワトロはそれを聞いてわかったような気がした。それで充分であった。
そしてクワトロはリュウセイ、ライを相手にシュミレーションに入った。ここで二人を何なく退けたのであった。赤い彗星はやはり健在であった。クワトロ=バジーナではあっても。
ゼンガーは飛鳥にいた。かって都があった古の場所。そこに武神が今立っていた。
彼はそこで待っていた。そして何かを察した。
「来たか」
南から一機のマシンがやって来た。それは何か。言うまでもなかった。
「ゼンガーよ」
そのマシン、マガルガが降り立った。そしてそれに乗るククルが声をかけてきた。
「約束通り来たな」
「俺は約束を破ったことはない」
ゼンガーは一言こう返した。
「特に勝負にはな」
「そうか、破りはせぬか」
「その通り」
二人は早速睨み合いをはいzめていた。激しい火花が散る。
「この誇りにかけて。武人の誇りにかけてな」
「誇りか」
ククルはその言葉を聞いて切れ長の赤い目を静かに動かした。
「ではわらわもその誇りをかけて汝と死合うことにしよう」
そう言いながらマガルガを身構えさせた。
「ハァッ!」
掛け声と共に動いた。いきなりその姿が消えた。
「ムッ!」
ゼンガーはそれを見て思わず辺りの気を探った。
「消えたか」
「わらわの姿、見極められるか」
ククルの声だけが聞こえる。
「何処にいるか。うぬにはわかるまい」
既にその声は勝ち誇ったものである。だがやはり姿はない。
「どうする、ゼンガー=ゾンボルトよ」
「笑止」
しかしゼンガーはそれでも冷静さを保っていた。
「姿は見えずとも貴様がここにいるのは紛れもない事実」
彼は言った。
「ならば。見極めるまで」
「どの様にしてじゃ?」
「所詮目に見えるものは仮初めのものに過ぎぬ」
彼はさらに言う。
「真に見えるものは心の眼。ならば我は今それを開こう」
「面白い、心眼か」
ククルは嘲笑するように呟いた。
「ならばそれでわらわを見るがいい。それがうぬにあるのならばな」
「無論、ならば」
ゼンガーは目を閉じた。
「今それで貴様を見てやろう。その真の姿をな」
「面白い。では見るがいい」
ククルの声だけが聞こえる。
「うぬが血に染まる姿をな」
ダイゼンガーは動きを止めた。マガルガは確かに自分を狙っている。それだけで充分であったのだ。
何かを狙う気配がする。だがそれは
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