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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第七十八話 勇者王登場!
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                 第七十八話 勇者王登場!

「ふふふ、また面白いことになってきましたよ」
シュウはある場所のホテルの一室で楽しそうにノートパソコンを眺めていた。
「また何かあったんですか?」
「ええ、遂にあの勇者の登場です」
「勇者!?」
「チカ、今までの地球についてどう思われますか」
シュウは自分の手許でパソコンを覗くチカに対して問うた。
「どうっていいますと?」
「地球ですよ。あれだけの敵が展開しているというのに損害が少ないと思いませんか?」
「そりゃマサキの馬鹿とかがいるせいでしょう」
チカはこう答えた。
「癪ですけれど奴等が強いのは事実ですからね」
「それだけだと思いますか?」
「って言いますと?」
「他にも要因があるのではないですか?」
シュウはそう問うてきた。
「例えば他に戦っている者がいるとか」
「連邦軍とかでしょうかね」
「彼等も頑張っていますがね。まあ中には変わった方もおられますが」
三輪のことであるのは言うまでもない。
「しかし彼等だけではとてもここまで守りきれなかったでしょうね」
「じゃあ一体誰が」
「ですから勇者ですよ」
シュウは言った。
「勇者!?」
「はい。今ここにその勇者が姿を現わしますよ」
「一体何者なんですかね、その勇者ってのは」
「一言で言うと面白い方です」
「面白い」
「熱く、それでいて勇敢な」
「何か御主人様と全然違うタイプみたいですね」
「そうですね。ですが私は彼が好きです」
ノートパソコンを見ながらうっすらと笑う。
「あそこまで純粋な人は。そうはいませんから」
「あと宇宙でも変な動きがありますよ」
「彼等ですか」
シュウはパソコンのモニターを切り替えながらそれに応えた。
「何でも自分達こそが選ばれた存在だとか」
「ジオンに似ていますね」
「それを彼等に言うと本気で否定するでしょうがね」
そこには何らかの国家のデータが出されていた。シュウはそれを見ながらチカと話していた。
「けれど結局は同じです」
「はい」
「人間は。能力はさして変わりません」
彼は言う。
「ニュータイプであっても超能力者であってもね。結局は同じなのです」
「バルマーの連中もそうでしょうか」
「そうですよ」
シュウはそれもそうだと肯定した。
「それはもう先の戦いでわかっている筈ですが」
「じゃあ何で連中はあんなに偉そうなんですかね」
チカにはそれが不思議でならなかったのだ。
「同じ人間だってのに」
「人間だからですよ」
シュウはチカの問いに対してこう答えた。
「人間だから」
「そうです。人間は弱いものです」
彼は言う。
「ですから自分と他人を比べて優越感を持ちたいのですよ。それもまた人間の一面です」
「そんなも
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