第七十八話 勇者王登場!
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はその言葉を否定した。
「勝つのは力だ!力以外の何者でもない!」
彼は言う。
「今それを見せてくれよう!覚悟せよ!」
アンゴラスは拳を出して来た。それで凱、いやガイガーを潰すつもりだったのだ。
「何のっ!」
だがガイガーはそれをかわした。
「おのれっ!」
「その程度の攻撃で!」
凱は着地した後で言う。
「俺を倒すことなぞできはしない!」
「ではこれを見るがいい!」
「何っ!」
アンゴラスの後ろから無数の戦闘獣達が姿を現わしてきた。それでガイガーを潰すつもりであった。
「獅子王凱!ガイガーよ!これだけの数を前にしてそれが言えるか!」
「言った筈だ!俺は敗れはしない!」
だが彼はそれでも怯んではいなかった。
「俺の力だけでも!やってやる!」
「フン、敵ながら見事よ」
アンゴラスはそれを見てまずは彼に賞賛の言葉を贈った。だがそれだけではなかった。
「ではそれを見せてから散れ!貴様の戦いぶり、見せてもらおう!」
「来い!」
今ガイガーとアンゴラスの軍が全面衝突しようとした。しかしここで思わぬ者が戦場に姿を現わしたのであった。
「ムッ!?」
突如として戦場に明るい曲が流れてきた。そして名古屋に星条旗のカラーの四角い派手なロボットが姿を現わした。
彼だけではなかった。その後ろには彼と同じ形で青いロボットが続いていた。
「貴様、何者だ!」
「マイクサウンダース十三世だもんね〜〜〜〜〜〜っ!」
その星条旗のロボットは明るい声でこう名乗った。
「マイクサウンダース十三世だと!?」
「地球を守る正義のロボット!十二世まで連れて参上したよ〜〜〜〜〜〜っ!」
「マイク、来てくれたのか!」
凱は彼の姿を認めて喜びの声をあげた。
「ボルフォッグ達がまだ回復しないから。助けに来たよ!」
「僕達も!」
後ろの十二体のロボットも言う。
「敵のボス以外は任せるもんね!」
「有り難い!それじゃあ頼む!」
十三体のロボットが敵に向かう。それを見たアンゴラスは歯噛みせずにはいられなかった。
「おのれ!貴様等一体!」
「GGGだ!」
そこに通信が入った。東京シティからだった。
「GGGだと!」
「そうだ!悪を倒し地球を、人類を守る正義の組織だ!」
金髪の大柄な中年の男がモニターに姿を現わした。
「それがこのGGG!私はその長官大河幸太郎だ!」
彼は大音声でそう名乗った。
「ミケーネ帝国の者達よ!貴様等の好きにはさせん!」
「おのれ!」
「名古屋は我々のものだ!退いてもらうぞ!」
「そうはさせるか!今再び地上を我等の手に取り戻すまで!」
アンゴラスも負けてはいなかった。
「我等は戦うまで!それが誇り高きミケーネの戦士だ!」
「言ってくれるな、敵ながら」
それを見たモヒカンの日に焼けた顔の男が言う。
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