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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第七十八話 勇者王登場!
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「おそらくは。そしてそのオリジナルは一体」
「誰が・・・・・・」
「そこまではまだわかってはいません」
シュウもそこまでは調べきれていなかった。
「ただ、帝国の中でも最高位に属する者なのは間違いありませんが」
「そうでしょうね」
これはチカにもわかった。
「さもなきゃ参謀なんてしませんし。あいつもかなり強かったですから」
「ですね。ゴッツォ家の者なのは間違いないと思いますが」
「何ていうか、あの国のことは全然わかっていないですね」
「おうですね。ただ」
「ただ?」
「我々と彼等は深い関係にあるのは間違いありませんね」
「まあ前の戦いで同じ種族だってことがわかりましたし」
「はい。他にも色々とあるでしょうね」
「それがわかるのはずっと後になってからみたいですね」
「何、知っている方は知っておられますよ」
「誰ですか、それって」
「神の僕ですよ」
「神の」
「今も何かと動いておられるようですけれどね。ふふふ」
そして含み笑いを浮かべた。彼はその笑みの向こうに何者かを見ていたのであった。
それを遠くから聞く者がいた。白いスーツにボルサリーノの男であった。
「彼も色々と調べているみたいだね」
軽い調子でこう言う。
「では僕も。動かさせてもらうか」
そう言って何処かへと去った。そしてそのまま姿を消したのであった。
ロンド=ベルは名古屋へと向かっていた。その道のりは比較的穏やかなものであった。
「バーニィ、サンドイッチ出来たわよ」
「有り難う、クリス」
クリスがバーニィにサンドイッチを運んで来ていた。そしてバーニィは笑顔でそれを受け取る。
「カツサンドよ」
「味噌カツじゃなくて?」
「幾ら何でもそれはないわよ」
クリスは苦笑いを浮かべてそれに応える。
「普通のカツサンドよ。安心して」
「うん」
バーニィは頷いてそのカツサンドを手に取る。そして一口含んだ。
「どうかしら」
「いや、かなり美味しいよ」
彼は答えた。
「カツも分厚いし。レタスもいいし」
「そうでしょ。パンもいいでしょ」
「うん。セシリーが焼いたの?」
「ええ。どうでしょうか」
「美味しい、やっぱりパンはセシリーだね」
「有り難うございます」
「シーブックが羨ましいよ」
「何でですか?」
「いや、いい奥さんもらえるから」
「お、奥さんって」
それを言われたセシリーの顔が赤くなる。
「私は。そんな」
「けれど料理が上手いのはいいことだよ。クリスだってそうだし」
「一人暮らしが長かったからね」
クリスは言う。
「色々と勉強したのよ、これでも」
「けれど人参ジュースはね」
コウはその横で苦い顔をしていた。
「出来れば林檎ジュースがいいな」
「けれど美味いぜ、これ」
キースは平気な顔でそのジュー
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