第二十一話 今更出て来た男その四
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「今度回転寿司でも行くか」
「食べ放題でね」
「今度マジトピアでもお寿司食べようかしら」
「ああ、巻き寿司だね」
ヒカルは麗のその言葉に笑顔で返す。
「あのそれぞれで巻いて食べる」
「あれもいいわよね」
「芳香ちゃんその時マジトピア行きたい」
「御前はモデルの仕事があるんじゃないのか?」
芳香に蒔人が頷く。
「そっちの仕事しろ」
「ええっ、仕事しないといけないの」
「そういえばケーキもあるし」
「何でもあるな」
菜月は真墨はそれを見ていた。何とケーキもあるのだ。
「このお店って凄いね」
「色々揃えてるんだな」
「しかも美味しいし」
「野菜もいいぞ」
蒼太と映士は御馳走を食べている。様々な国の料理をだ。
「青梗菜かなりいいよ」
「麻婆豆腐もな」
「チーフ、これどうぞ」
「悪いな」
暁はさくらが勧める餅を食べている。中国の麦を練ってそれを焼いたものだ。
「これ、韮が入っていてとても美味しいです」
「そうだな、これはいい」
二人はいつもの熱さである。そしてだ。
ジャンはラーメンを食べている。その上には豚足がある。
「この豚足美味い!」
「ああ、この組み合わせががいいな」
ジャンにケンが応える。
「豚最高!美味い!」
「それにこの豚腹煮込みもいいぜ」
所謂トンポウロウである。それも食べていた。
「焼き餃子もあるし」
「ああ、これもいいな」
「確かにね」
ランとゴウ、レツはそれを食べていた。餃子をである。
「確か中華料理には焼き餃子ってそんなにないらしいけれど」
「ラーメンも違うしね」
「そうだったな、確かに」
「ハンバーガーもそうだったよね」
「ああ、そうだったな」
範人と軍平はそれを食べていた。中華料理店なのにあるそれをだ。
「アメリカのと味が全然違うんだったね」
「全くな」
「しかし美味い」
「そうね、味がいいのは確かよ」
大翔と美羽も認めるものだった。
「日本人の味覚に合わせている」
「やっぱり日本だからね」
だからいいというのであった。連は茶玉子を食べながら早輝に話している。
「この茶玉子もピータンもいいっすよ」
「そうよね、何でもいけるけれど」
「玉子も美味しいのはいいことっす」
「甘いものもいいし」
話が微妙に合っていない。走輔はボンバーに話している。
「御前は食べられなかったな」
「マシンだからね」
これは当然のことだった。マシンは食べられない。
「だから雰囲気だけ楽しんでるよ」
「そうか、悪いな」
「いいよ、楽しんでるし」
だからいいというのだった。
「それでね」
「そうだな、雰囲気も大事なものだ」
爺は箸で丁寧に食べている。
「こうして最後の戦いの後で全員で食べるのはいいものだ」
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