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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第七十七話 解放されし悪魔の力
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で償ってもらおう!」
「おのれククル裏切るというのか!」
「裏切るのではない!」
キッとした顔になり反論した。
「我が民を利用したことを償わせるだけだ!行くぞミケーネの者達よ!」
「クッ!」
「こんな時にこんな奴が出て来るとは!」
「って全部自業自得じゃねえか」
デュオがそれを見て言う。
「いつもの小細工のせいだろ」
「策士策に溺れるだ。もっともこんな連中の考えることなぞ策略でも何でもないがな」
ウーヒェイも続く。彼等の言葉は辛辣であったが事実であった。
「ククルよ」
ここでゼンガーが声をかけてきた。
「ゼンガー=ゾンボルトか」
「今御前が俺の前に姿を現わした。それはミケーネを相手にする為だけではないな」
「当然だ。貴様とのことは忘れてはいない」
彼女はゼンガーに対しても凄まじい怒りの炎を向けていた。
「何度も敗れたことはな」
「わかった。では貴様の相手をしてやろう。だがその前に」
その巨大な斬艦刀を取り出した。
「この敵を倒す。待っていろ」
「おい、メカギルギルガンを一人でやるってのかよ」
「そら幾ら何でも無茶やで」
豹馬と十三がそれを見て思わず声をあげる。
「少佐、無理です」
「大丈夫だ」
ちずるの言葉にも何ら迷いは見せなかった。
「このダイゼンガー、そして俺の剣技の前には」
構えながら言う。
「断てぬものは存在しない!推して参る!」
そしてダイゼンガーを前進させた。
「ガオオオオオオン!」
そこにメカギルギルガンのメガグラビトンウェーブが襲う。だが彼はそれを刀で一閃して退けた。
「なっ!」
「重力波の攻撃を!」
「波ならば斬ることが可能!」
彼はそれを苦もなくやってのけた。
「言った筈。我が剣に断てぬものなしと!怪物よ受けてみよ!」
天高く跳んだ。そして一気にその巨大な刀を振り下ろす。
「雷光斬!」
剣撃が稲妻の様に見えた。そしてそれが一閃した時メカギルギルガンの動きは完全に止まっていた。
「まさか」
「やったというのか」
あしゅら男爵とブロッケン伯爵はそれを見て呟いた。
メカギルギルガンはなおも動かない。だがその身体が左肩から右脇にかけてゆっくりと下がっていく。そして二つになり大地へと落ちていった。
二つの爆発が起こった。それで終わりであった。メカギルギルガンは一刀の下に斬り倒されてしまったのであった。
「これで終わりだ」
ゼンガーは言った。
「怪物は倒れた。復活もできない」
「おのれ、よくも我等の切り札を!」
あしゅら男爵は地団駄を踏み忌々しげに言う。
「覚えておれよ!」
「ヘッ、もうその台詞は聞き飽きたぜ!」
「いつものことだしね」
甲児とさやかがそんな彼に対して言い返す。
「ちょっとはあたらしい言葉考えろってんだ!」
「おのれ、兜甲
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