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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第七十七話 解放されし悪魔の力
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「リョウ、レーダーに反応だぜ」
隼人が言った。
「早速か」
「ああ。数にして二百だ」
「少ないな」
「後で援軍か何かが来るかもな。覚悟はしておけよ」
「わかった。それじゃあ皆いいな」
「ああ」
「何時でもいいぜ」
隼人と弁慶はそれに頷いた。そして西の方からミケーネ軍が姿を現わして来た。
「何と!もうゲッターがいるではないか!」
グールが二機飛んでいた。そのうちの一機から男と女の声が同時に聞こえてきた。
「ブロッケン伯爵!これはどういうことだ」
「ええい、わしが知るか!」
早速もう一機のグールから返事が返って来た。
「勝手におるのじゃ!」
「御主が情報収集にあたったのであろう!そんな杜撰なことでどうする!」
「わしが情報収集した時にはおらんかったわ!だから知らん!」
「御主それでも指揮官か!」
「ええい、貴様にだけは言われたくはないわ!」
「何て言うか相変わらずだな」
武蔵はそんな彼等を見てぽつりと呟いた。
「進歩のない奴等だ」
「ああ。だが何か懐かしいものがあるな」
「貴様等には言われたくはないわ!」
すぐに反論が返って来た。
「わし等とて伊達や酔狂で戦争をしているわけではない!」
「ここで早乙女研究所を破壊する為じゃ!覚悟はよいか!」
「それじゃあどうして俺達がここに来ないんだよ!」
「HAHAHA!ユー達はもう少し考えた方がいいデーーーーーース!」
「貴様にだけは言われたくはないわ!」
「ボキャブラリーも何か貧困だな」
「ううむ、ここでも進歩がないな」
隼人と竜馬がまた言った。
「とにかくじゃ!今回は切り札を用意してきたのじゃ!」
「切り札?」
「それは一体」
「出でよ、ギルギルカン!」
「ゲッ、それかよ!?」
弁慶がそれを聞いて思わず叫んだ。
「また毎度毎度。ちょっとは他のものを出せってんだ」
「ええい、五月蝿いわ!」
あしゅら男爵もそれに対抗するかのように叫んだ。
「貴様等に合わせてやっているのではないわ!」
「そうじゃ。さっさっとこのギルギルカンの前に死ぬがいい!」
「ガオオオオオオオオオン!」
「何ていうかまた聞くな、あの声」
弁慶はギルギルカンの叫び声を聞いてなおも言う。見ればギルギルカンがその巨大な姿を見せていた。
「いつもいつも。俺達の前に出て来やがって」
「だが強敵であることには変わりがないぞ」
「倒しても次がある。こいつは厄介だな」
「そうだな。ドラゴンといえどここは難しいだろう」
早乙女博士もそれを認めた。
「それじゃあ博士」
「うむ、君達もそれが目的でここに来たのだろう」
彼は言った。
「真ゲッターの力を解放する。だがこれは目の前の敵に対してだけではないのだ」
「どういうことですか博士」
「人類を未曾有の危機が襲お
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