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八条学園怪異譚
第六話 海軍軍人その四
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さに心が汚れていた。
 だが、だった。それでも愛実は何とか顔を上げてこうも言った。
「絶対にしないからね」
「うん、いじめなんて最低だからね」
「そうした気持ちがあっても克服しないとね」
 嫉妬、聖花への嫉妬の感情にも気付いていた。
「そうしていくわ。これからね」
「そうあるべきなのだ。ところでだ」
 暫く二人の話するままに任せていた日下部だったが話が一段落したところで二人にあらためて言ってきた。
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