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IS  〜インフィニット・ストラトス 漆黒と純白と紅の狼〜
転生場所は命がけ
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〜真紅狼side〜
俺が穴から落ちて、最初見た光景は空だった。
というか、空の上。
ところで皆さんは、空の上に転生したら地上は基本、街か山という場面を思い浮かべるだろう。
俺の場合も山か街という風に思っているかもしれないが………全然違うんだ。
俺の眼にはなんでか、戦闘ヘリやら戦闘機がいっぱい映っている。


・・・・・・・・・・・・・・・。


どうみても、軍事関係の敷地内に着地するな、これ。
俺の転生場所ってどうなっているんだろうか?
一回目は森の中、二回目は空、三回目も空、四、五回目はまともだったが、今回は空の上、しかも下は軍事基地。
どんどん、危険度が上がっている。
いずれ、転生場所が火山地帯になりそうで怖いんだが………。


という、現実逃避していたら軍事基地の敷地内に激突した。


ドゴォォォォォン!!


「ぐおぉぉぉ! 頭が痛ぇ!!」


土煙がもくもく上がっている向こう側では、日本語が聞こえている辺りから、ここは日本か。
取り敢えず、ここから脱出するか。
捕まったら、何されるか分かったもんじゃないしな。
しかも、服装で一発アウトだ。
黒いコートに紺のジーンズ、白いシャツ。その上、右腰辺りに長銃を携えていればどこをどう見てもどこぞの工作員にしか見えない。
俺は土煙から出てフェンスに向かって走ると、それを見た兵士の一人が警笛を鳴らした。


「(やべ!)」
『侵入者だーー!!』


兵士たちは統率のとれた連携で、俺を追ってくる。
後ろでは、『止まれ』とかの制止が飛んでくるが、それを無視すると次は銃弾が飛んで来た。


「オイオイ、洒落になんねーぞ!?」


俺は銃弾の嵐を避けながら、フェンスを飛び越えて外に出ようとした時に注意不足で左肩と横腹に一発ずつ銃弾が貫通した。


「がっ!!」


右手で横腹を押さえながら、その場を去った。
取り敢えず、出来るだけ遠くに駆けた後、塀を飛び越えて、近くの巨木の寄りかかった。


「くそっ! ……弾は………貫通してるが……血を流し過ぎたな。死にはしねぇが………意識を………保つことが出来ない………か………………」


そして、その巨木の木の下で意識を失った。
〜蒼騎side out〜


〜???side〜
久しぶりの家に帰ってきていた私は、庭を散歩していたらどこからか血の匂いが漂って来ていた。
どこから血の匂いが流れてきているのかしら?
取り敢えず、血の匂いが強くなっている場所に向かう。
血の匂いが強い方向に歩いていくと池の方からだった。
池の中心に離れ小島があり、そこには桜の木が植えられていた。
すると、桜の木によりかかっている人影が見え、その足元には赤い液体が流れていた
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